ラクリマクリスティのKOJIさん死去の報を見て、
自分の青春真っ只中だった90年代を思い出す。
中学頃から音楽にハマりはじめて、聖飢魔�兇鬚里召い討呂泙［�行りものを追いかけてた中・高時代。大学になって一気に目覚めたV系時代。さらにメジャーなV系では飽き足らず、インディーズを物色し始めた頃、人気だったのが
FANATIC◇CRISIS、D≒SIRE、MALICE MIZER、
そしてラクリマ・クリスティーだったな。
後に知るんだけど、当時はFTC、マリス、ラクリマとシャズナで「V系四天王」なんて呼ばれてたんだってね。残念ながら僕にはシャズナはちょっと響かなかったんだけど。
FTCはVo石月さんの抜群の歌唱力と低音ボイスの美しさに。
マリスはもう見るからのゴシック様式美に。
D≒SIREは「ザ・V系」と思える曲調とメロディにそれぞれハマってた。
で、そんな中、ラクリマはというと、他のV系とは違って、
メチャクチャ完成度が高かったんだよね。
インディーズってやっぱり歌だったり技術だったり音質だったり、
どこかしら「もう一歩」なところがあったんだけど、ラクリマは僕が知った時にはすでに完成されてたイメージがあったなぁ。曲調もほかのV系とは違ってすごく西洋系？の異国感のするシャレたメロディだし、マニアックになりすぎない丁度いいプログレ感だし、Ｖｏもキレイなハイトーンだしで、もういう事なかったんだよね（＾＾）
特に僕が好きなアルバムは、インディーズでありながらメジャー流通したミニアルバム
『Dwellers of a Sandcastle』とメジャー1stアルバム『Sculpture of Time』。他のアルバムも当然いいんだけど自分の思い出補正を加味したらダントツでこの2枚になる。
逆に言ってしまえば、あまりに完成され過ぎてたがゆえに、この2枚でお腹いっぱいになった感もあるかもね（ｗ）。
前者は1曲目の「Warm Snow」から2曲めの「Forest」への流れが抜群で、何より
「Forest」（のちの「In Forest」）の美しすぎる破壊力が全てをOKにした（ｗ）。
後者はアルバム全体を通しての異国情景が音で表現されたような繊細な作りと、
なにより先行シングル「Ivory trees」「南国」「THESCENT」がこの３作品だけでストーリーづけられてると思えるくらい完成されてた。
そんなラクリマのKOJIさん、最近はこれまたHN的に大好きだったMASCHERAのVo、MICHIさんとALICE IN MENSWEARなるユニットをされてたんだね。
知らなかったんだけど、昨日聞いたらヤバイくらいに好み過ぎてヤバイ。
KOJIさんの展開鮮やかな曲作りと色気しかないMICHIさんのVoのユニットなんて
こんなんもう旨味しかないやん。そう思うと今頃知った自分、ホントに残念。
いやぁ。個人的には昨日ウチの若い職人さんがウチを辞めたところにこの訃報みちゃったもんだから、色んな事思い出しちゃってついつい思い出に浸っちゃったなぁ。
合掌。
ラクリマ・クリスティーのギタリストKOJIさん食道がんで死去、49歳 公式SNSで発表
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=8&from=diary&id=6932208
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