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2022年04月20日12:33

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池袋演芸場 四月中席後半 夜の部

池袋演芸場 四月中席後半 夜の部
柳亭小痴楽主任!

おめでとうございまーす!
池袋の初主任!
5日間の4日目に行ってきました。

昼夜入替なし2500円。

昼席終わり頃うかがうと、各列の真ん中端は、かろうじてひとつ空いていました。
そうはいっても端っこしか人いないから、夜席始まりはお客さん約20人。

16時半に前座さんから始まりました。

立川幸路「たらちね」→女性、溌剌として天然のおだやかな明るさが気持ちよい

柳亭信楽「変身」→爆笑!めっちゃおもろかった!カフカの「変身」読んで、明日の大学入学式に備えて眠り、朝を迎えるところから始まる・・・

小泉ポロン 奇術→ いろいろされるのですが、TOTOやジャーニーのような音楽に乗ってやる金の輪芸。もはやMV。ポロンさんの趣味が炸裂している。

春雨や風子「不精床」→細面の江戸前姉御の見た目で、モノマネ顔芸から始まった。噺はキリッと男前。

三笑亭可龍「悋気の見本」→一松模様の着物がポップ。芸協芝居を見たことあるか客にたずねて、小南師匠の真似から。噺は「おもしろいところはなく、めずらしい噺が聞けたと思っていただけたら」。

コント青年団 コント→日本降参党。白旗。あはははは。時事もの満載。

三遊亭遊雀「十徳」→いい着物は燃える、前座さんの着物は溶ける。膝の上で、右手の平を上に座る姿。隠居さんが「つる」の説明もしてくれそうだった。

柳亭楽輔「宮戸川」→おじさんのニタリ顔がリアル。

仲入り

できたくん 発泡スチロール芸→のび太、パンダ、お題は「招き猫」

玉川大福「男はつらいよ 寅次郎頑張れ!」→浪曲です。大福さん初めて見た!小痴楽師匠にできれば短めに、無理しなくていいよ、と言われたが、どっちが正解かわからない。小痴楽師匠の気風を形成しているのは子供の時から見ていた男はつらいよ。本日は20作目、マドンナは藤村志保、中村雅俊と大竹しのぶが出てきますが、わからないようでしたら、実際のセリフにはないですけど、こちらから言いますから。短めにやります、と始まった。おもろーーー!

立川談幸「町内の若い衆」→最近の女性はよく笑ってくださる、ご夫婦がいらっしゃってると和む等のマクラから。ひどい女将さんにもはや笑っちゃってる。

宮田陽・昇 漫才→秋田出身、広島出身からの、3回目ワクチン打って副反応が犬、狂犬病。軽い下ネタもあった。大丈夫、笑えた。

柳亭小痴楽「らくだ」→茶色の羽織、薄い灰色の長着、ずんだ色の帯と襦袢。
陽さんがとても汗をかいていたのを受けて「暑いでしょう。空調切ってるんじゃなくて、壊れてるんですよ。次から落語協会の披露目なので、早く直してほしいので、お客様もたくさんきてください。着物も季節じゃないんですけど夏物です。そりゃちがうじゃねーか思われるかもしれませんが、冬の噺ではないので」と「らくだ」。
小痴楽さんのらくだは、らくだの兄貴のヤクザ感と、屑屋の酒乱で元ヤバい奴の違いがあって、どっちも怖いし、どっちも、立場が下になった時の参ったな感がおもしろい。
屑屋が3杯目で「らくだ・・・きれー(嫌い)だな」ってつぶやくとこがちょっともう怖い。火屋のヤスのアホな感じもとてもいい。怖いところは怖く、滑稽なところは滑稽で、とってもおもしろかった!
19時45分から20時35分くらいまでの長講。


小痴楽さんの寄席主任興行。
初めて行けた!うれしい!しかも「らくだ」!うれしい!!

この日、お客さんもすてきでした。
初めは、常連さんらしき、一人できてる男性がほとんど。
これは重い雰囲気なのかと思いきや、
斜に構えてるんじゃなくて、前座さんでも笑ってた。すてきだった。
寄席が好きな方々がいらっしゃっていて、気持ちよかった。
「できたくん」にお題作ってもらった方はちゃんとご祝儀渡していたし、
玉川大福さんの終わりには、
前方にずっといた男性が舞台に近づいて行ってご祝儀渡してた。
「おもしろかったよなー」って、別のご常連がその人に話しかけてた。
いいないいな、自由で、礼儀があって、寄席が好きな様子が、すてきだな。

仲入り前後にお客が増えて、
なんでも笑いたい女性が多くなってきて、
雰囲気変わっちゃったから私は残念だったけど、盛り上がっていた。
客席も最後には7、8割入っていた。

信楽さんの新作は、何が狂ってるのかわからないユーモアがあって、とっても楽しい。
声も聞きやすいし、定型だろうけど、無理やりじゃない、笑わせる間があって、自然と笑える。

大福さん、お噂はかねがねでしたが、とってもおもしろいな!
声とか、抑揚が、聞かざるを得ない力を持っておられる。まんまと巻き込まれた。

今回、顔付けに小痴楽さん参加されたそうですが、
「女流落語家」枠を設けて、
日替わりで、上方含め、女流落語家が出られました。
初日の、桂二葉さんの時は、超満員の大入りだったそうです。
いまどき「女流」などということは世間的には時代遅れかもしれませんが、
圧倒的に男性落語家が多い中で、
そういった注目点を設けることがすてきだなと思いました。

上方の方や、別協会の寄席での交流も増えてきて、新しい風が吹くのはとても楽しいな。

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