大昔、中学生の頃 近所に住んでるA子叔母にガミガミ叱られたことがあります。
理由は、彼女の姉、つまりもう一人の叔母B子に私が文句を言ったからです。
そのB子叔母は離婚して独身、私の両親は可哀想だからとよく面倒を見ていました。
彼女が入院したといっては、母は毎日病院に通って面倒みたり、我が家に来た時はいろいろご馳走したり。
その母の悪口を親類に告げ口したということが分り、私がものすごく腹を立て文句を言ったのです。
私は子供の分際で生意気にも
「母はあんなに叔母さんの面倒を見てきたじゃないですか」
近所に住むA子叔母はそれを聞いて怒ったのです。
我が家に乗り込んで来て、母の目の前で
「ガミガミ、ガミガミ、ガミガミ、、、、」
なかなか終わらない。
母は部屋の隅で黙って聞いていました。
私は、ああこの後私はお母さんからものすごく叩かれるだろう」
母はよく私を叩きました。80Kgの巨体の腕はたくましく、とても痛かったのです。
でも覚悟しました。あんなに叔母さんを怒らせたのだからと。
叔母が帰った後、母は
「何もあんなに怒らなくても、、ブツブツ、、」
私は全然叩かれなくてホッとしました。
今思えば、いつも大人しく無口な私が、母のために叔母に文句を言ったのだから、私を怒る気がしなかったのでしょう。
2人の叔母も母ももういない。
今は叱られたことさえなつかしい思い出です。
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