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2022年04月05日05:27

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「ウルトラマントリガー エピソードZ」見ました−そしてよくできているプレバン限定「DXエンシェントスパークレンス」 −

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3月18日から公開された「ウルトラマントリガー エピソードZ」を初日に見てきました。
ニュージェネレーションのウルトラマンは毎年7月にスタートし2クール放送で年内終了、その後3月に劇場版公開というパターンで毎年来ましたが2020年にコロナ禍で劇場版「ウルトラマンタイガ」が夏に延期、その年の新作である「ウルトラマンZ」はこれはコロナ禍ではなくおそらく「シン・ウルトラマン」との関係で劇場版は作られませんでした。
そんな状況下で今年は「シン・ウルトラマン」が5月13日公開になり「ウルトラマントリガー」の劇場版が例年通り3月に公開されることが発表されました。そして昨今の事情から劇場版はオンライン配信もされるということも。

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いち早く円谷ショップにA4版のチラシが配布されました。ちょっと驚いたのはこのA4というサイズでした。このサイズだと映画館の定番のチラシコーナーに置けないんじゃないかと。
やがて公開劇場が発表されたのですが関西ではイオンシネマの四条畷と茨木の2館のみ。これまで上映していた大阪ステーションシネマ、なんばパークスシネマといった松竹系の劇場は入っていませんでした。

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そんな中で友人が上の劇場用のB5チラシをくれました。追加の劇場が決まったと思って聞いてみたら四条畷で取ったんだとか(笑)。
つまり松竹は長年行っていたウルトラマン映画の配給をやめたのです。これに関してはちょっと思ったところがあります。というのも「シン・ウルトラマン」がどこで公開するのかということです。これまでウルトラマンといえば松竹なのですが「シン・ゴジラ」「シン・ウルトラマン」と庵野監督の関係からすると東宝系というのが妥当な線です。で、発表されると東宝配給で松竹は入っていない・・・エヴァの時は東宝・東映掃除配給だったのに。それがあって松竹が怒ってウルトラマンの配給をやめたんじゃないかと邪推しています。だから「大怪獣のあとしまつ」があんな話だったんじゃないかとも(笑)。

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ということで結局関西では2館のみだったのでイオンシネマ茨木に行くことにしました。この街は学生時代に1年間暮らした街だったのでなんか懐かしかったです。
関西中のウルトラマントリガーファンが集まるので大変なことになる!とか思いましたが朝一の回は満席ではありませんでした(笑)。それでも地元のおっちゃんが普段と違う映画館の人出に驚いてはいました。
で、今回の映画はグッズはおろかパンフレットも発売されていないのです!最近見た映画パンフがなかったのって「咲 阿知賀編」だけでしたがあの時は一般発売の豪華ムック本が売店で売っていました。で、よくチラシを見るとどこにも「劇場版」という表記がないんですよね。つまりこの作品は映画ではなく配信メインの作品だったという事なんでしょうね。
ということでこの入場者プレゼントの「データカードダス ウルトラマン フュージョンファイト!」の「ウルトラマントリガー&ウルトラマンゼット オリジナル」のスペシャルスイッチカードだけが唯一劇場へ見に行った証という事ですね(笑)。

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見た感想ははっきり言っていろいろととっちらかった映画だなあということでした。

TVの最終回から2年後、まだケンゴは帰っておらずGUTS−SELECTは中村優一演じるトキオカ新隊長のもとまた出現し始めた怪獣と戦っていました。いきなりパゴスか・・・そして世界各地の超古代遺跡に侵入するライラ―と名乗る超古代の力を崇拝する一味。捕らえた一人から彼らの儀式を使ってケンゴを復活させる方法があると知り作戦を立てます。太陽の光を人工衛星で集めてエンシェントスパークレンスを介してエタニティ―コアのケンゴに光を渡しついにケンゴは帰って来ます。しかし光が分散して飛び散りもうケンゴはウルトラマントリガーに変身できなくなってしまいました。そしてその光が各地で観測され回収に向かう。まあぶっちゃけるとマルチタイプ、スカイタイプ、パワータイプの3種のガッツハイパーキーを探すわけです。
まずケンゴはマルチタイプキーを取り戻しウルトラマントリガーマルチタイプに変身してガゾートと戦います。そこへウルトラマンゼットが現れてガゾートを倒しスカイタイプキーを取り戻します。この時ウルトラマンゼットはオリジナルの姿でべリアロクを持っているんですよね・・・
一方、ユナとアキトはお化け屋敷でパワータイプキーを見つけるのですがこのドタバタ劇の茶番は別に要らないなあと思いました。
ハルキの話では彼らの地球からあの寄生生物セレブロが逃げ出してこの地球に来たのを追ってきたのだという。そしてライラ―のひとりがセレブロに寄生されていることがわかりハルキを倒して逃げていくのです。
デスドラゴとゲネガーグ(この選択は間違ってると思うぞ!)が出現しケンゴとハルキはウルトラマンに変身して戦います。ここで2大怪獣とベータスマッシュ&パワータイプのプロレスバトルの演出があるのですがまあ劇場版でやることではないよなあ。そして怪獣を倒した瞬間にウルトラマンZの左目が赤くなりいきなりウルトラマントリガーを攻撃するのです。なんとハルキがセレブロに寄生されていたのです。まあこれに関してもインナースペースでウルトラマンゼットが慌ててる描写があるんだけど逆に気付かなかったの?と思うんですよね。このあたりの設定を無視したような展開はほんと作りが雑だと思いました。
エタニティコアの前で光の巨人復活の儀式を行うライラ―たち。彼らの目的はこれだったのです。そしてその中心にはなんとトキオカ隊長が!
なーんて言ってますがまあこの隊長が登場した瞬間にこいつがイーヴィルトリガーになるんだろうなあと思いましたけどね(笑)。
で、トキオカは言うんですよ「人類が光になって自ら地球を守る」とあの「ウルトラマンティガ」のイーヴィルティガになったマサキ・ケイゴのようなことを。でもね、そのために謎の宇宙寄生生物と手を組むなんてことがある?このあたりほんともう場当たり的な展開で嫌になってしまいます。ほんと今回の映画ではセレブロいやウルトラマンゼットさえも出す必要がなかったんじゃないのかなあ。話がややこしくなるだけだし。
やがてトキオカが変身した巨人イーヴィルトリガーとウルトラマンゼットに攻撃されるウルトラマントリガー。ここであのイグニスが登場しダークトリガーに変身してウルトラマントリガーを助けます。
これに関しては私は以前から言ってるようにウルトラマントリガーとこのダークトリガーのダブルウルトラマンはケンゴとイグニスのキャラクターの組み合わせも絶妙でウルトラマンガイアとウルトラマンアグルに匹敵するウルトラマンコンビだと思っています。TVの最終回でイグニスはケンゴに闇を返してトリガートゥルースが誕生しましたが、ラストでエタニティコアに向かったのはウルトラマントリガーマルチタイプだったのでイグニスに再び闇の力を返していたということなんですよね。
ということでイーヴィルトリガー&ウルトラマンゼットVSウルトラマントリガー&トリガーダークという2対2の超人バトルが繰り広げます。とまあここまでならすごく絵的に良いのですがこの後絶対ウルトラマンゼットは正気に戻りますよね。そうすると3対1という見た目にもパワーバランス的にも非常に悪くなることは予想できるはずです。「ウルトラマンティガ」におけるイーヴィルティガはあくまでウルトラマンティガと1対1で堂々と戦い力及ばず敗れたわけですが同じロジックで人間が光の巨人になったイーヴィルトリガーが3人のウルトラマンに勝てるわけがないじゃないですか。この映画の話を聞いたときにイーヴィルティガと同じ設定のイーヴィルトリガーなら絶対敵としては力不足だと思ってましたから。
案の定ハルキはケンゴの呼びかけに正気を取り戻し、セレブロをウルトラマンゼットの体から追い出します。さあ、ここからがお楽しみでした。まさかこのまま終わるわけがない。TV最終回のトリガートゥルースのような隠しキャラのもっと新しい強敵あるいはイーヴィルトリガーがパワーアップするのかとかいろいろ考えてわくわくしていました。
そしたらセレブロがデストルドスを復活させるという・・・・え!それだけ。なんて安易な。そりゃデストルドスは大好きな強敵怪獣だけどあれはあの「ウルトラマンゼット」という作品内であのラストに向かう展開としてウルトロイドゼロが世界各地の怪獣を吸収して誕生した合体怪獣だからいいんですよ。それを唐突に劇場版に出すというのはいかがなものかと。たしかスタッフは「ウルトラマントリガー」のTVシリーズの時に過去の怪獣の再使用においてこれまでの作品の劇場版やラストの強敵怪獣は使いづらいと言ってたはずなのにねえ・・・
ということでグリッタートリガーエタニティとデルタライズクローにパワーアップしてトリガーダークとともに3対2のラストバトルとなります。ウルトラマントリガーがイーヴィルトリガーを、ウルトラマンゼットとトリガーダークがデストルドスを倒してハルキはヒマリが捕獲したセレブロを連れて宇宙に帰り、イグニスもまた去っていくのです。
そして、ケンゴの帰還祝いのパーティでエンディングとなります。エンディング曲は昨年発売されたTV新エンディングCDのカップリング曲だったケンゴ・ユナ・アキトの歌う「Believer」でした。

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はっきり言ってイーヴィルトリガー以外は新怪獣もウルトラマンの新フォームも新アイテムも登場せず、主題歌もありもので作ったいろいろと場当たり的に考えずに作った感丸出しのいろいろととっちらかった映画でしたね。
イーヴィルトリガーに関しては変身する人がもうバレバレで、しかもイーヴィルティガを踏襲しているくせに謎の宇宙生物と手を組んだりキャラがブレすぎです。そして完全な地球人の科学者であったマサキに対してこのトキオカはなんかユザレの連れの古代人科学者の姿もみせていました。マナカ・ケンゴはウルトラマントリガーであり光が人になった存在、ユナは人間でユザレの末裔で時々憑依する(まあダイゴみたいなものかな)じゃあこのトキオカはどういう存在だったの?と思ってしまいました。まあ、おそらく深くは考えずに場当たり的に作っただけなんでしょうけどね。
とにかくほんとこんな映画なら映画は作らずにTVシリーズのラストのエタニティコア云々の件をなくしてカミーラが消えてそのままエンディングにしてTVシリーズをちゃんと終わらせた方が良かったんじゃないかと思いました。そうすれば「ウルトラマントリガー」という作品の評価は良くなったんじゃないかと。

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ということでほんと入場者プレゼントのカード以外の今回の映画の唯一のグッズが1月に発売された「ウルトラ怪獣シリーズEX イーヴィルトリガー」でした。
だからせめて映画の場面を再現するためにセレブロの寄生した赤い目のウルトラマンゼットオリジナルを作ってみました(笑)。

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さて、下はプレバン限定の「DXエシェントスパークレンス」です。
第1話からずっと登場している研究室にあるGUTSスパークレンスの元になった超古代の神器で今回の映画でケンゴの復活そしてイーヴィルトリガー誕生に使われました。
で、その玩具が3月発送で10月からプレバンで予約が始まっていたものなのですがその発送日がちょうど映画の公開日くらいだったんですよね。映画の登場することがわかっていたからなんでしょうかね。その割にはイーヴィルトリガーに対応したギミックはまったくありませんけどね(笑)。

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ウルトラマントリガーの写真が前面に印刷されたパッケージに入っています。そして最近にしてはめずらしくきっちと書かれた取扱説明書が入っていました。

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「エンシェントスパークレンス」
もちろんGUTSスパークレンスのスパークレンスモードがもとになっているんですが単なる色変えではなく「ウルトラマンティガ外伝 古代に蘇る巨人」に登場した青銅のスパークレンスのようなものというスタッフのリクエストからそれらしい形状にするため完全新規造形になっています。なんでも電子機器の玩具にこういった有機的な形状というのはやりにくいらしいのですが撮影の合間を縫って本物の撮影プロップをスキャンしてそれを使って設計したんだそうです。

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「DXGUTSスパークレンス」との比較です。 ガンモードへの変形もないしGUTSスパークレンスと同じギミックだとつまらないと思った開発スタッフはエンシェントスパークレンスに「地球星警護団が代々星の光を集め続けてきた神器」という設定があったので「感光センサーを使った集光変身遊び」というギミックを思いついて搭載したんだそうです。最近は使われていないギミックで私も知らなかったのですがなんでも「マックススパーク」での商品化実績があったのだとか。

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「ガッツハイパーキーブランクキー」
このブランクキーに超古代の石板から抽出したエネルギーを吸い出し充填する事でマルチタイプキーが誕生しました。おそらく他のガッツハイパーキーもアキトが同じような謎の手法で作ったんだと思います。
白いボディにクリアスカイブルーの前面キー部分の配色のガッツハイパーキーになっています。通常の例えば「DXガッツハイパーキーウルトラマントリガーマルチタイプキー」と比較してみると形状的にはまったく同じものになっています。ただブランクキーなので音声ギミックがないので電池周りの部品は取り付けられていません。
DXガッツスパークレンスに使用すると装填時に「ブランクキー!」と鳴りますがスパークレンスモードに変形してトリガーを引いてもキーを入れてない時と同じ音声がなるだけです。

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で、一番気になったのはDXエンシェントスパークレンスにおいてガッツハイパーキーがどうなるかということです。というのも本編では明確になっていませんが今回の玩具版はガッツハイパーキーが装填できるようになっているのです。しかも個別認識できるという。
付属の「ブランクキー」の場合。DXガッツスパークレンズと同じくまず電源を入れる時にガッツハイパーキーが入った状態ではキーを認識せずにDXエンシェントスパークレンスの機能や遊びができるようになっています。電源を入れてからガッツハイパーキーを入れた場合は認識して「ブランクキー!」と鳴ってDXエンシェントスパークレンスでの遊びは出来なくなってしまいます。

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さまざまなガッツハイパーキーで試してみました。
「DXウルトラマントリガーマルチタイプキー」のようにウルトラマントリガーの変身に使うキーやウルトラマンキーのようなDXタイプの場合。挿すと「ブーストアップ!」「ゼペリオン!」と鳴ってトリガーを引くとウルトラマントリガーへの変身ができその後トリガーを押すと攻撃音が順に鳴ります。 すごいのは効果音を超古代的な音に、天の声もエコー感マシマシバージョンに再編集しているんだそうです。めっちゃ手間かかってますね。
「アントラーキー」のような怪獣キーの場合、挿すと「ブーストアップ!」「マグネット!」と鳴ったあと変身遊びで「アントラー!」と鳴ります。その後トリガーを押すと鳴き声と攻撃音が交互になります。 開発スタッフによるとここがこだわったところで長すぎるという意見があった変身音を短くし、鳴き声と攻撃音が交互に聞けるようにしたそうです。なんでも怪獣キーの音声をDXがあ圧スパークレンスと別のものにしたのもあるそうです。
ということで思った以上にプレイバリューが高くて驚いたDXエンシェントスパークレンスでした。ほんと今回のイーヴィルトリガーからみのギミックがないのが残念です。


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