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2022年04月01日06:30

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【風佳】サクラの月のご挨拶(2022/04/01)


春らしく暖かな日がやってきたと思ったら、一気にサクラ前線が花開きましたね。
皆さまにはお元氣にお過ごしでしょうか。

今日から新しい年度が始まりますが、新たなステージや新たな出会いに、ドキドキしている方もいらっしゃるでしょうね。
花王と呼ばれるサクラと共に新しい世界を楽しんでまいりましょう!

--*--*--

さて、今年は樹木についてお伝えしています。
身近な木を楽しんでいただければ幸いです。
(『草木花の歳時記−四季花ごよみ』『いけばな花材大事典』他、引用・参照)

■4月:サクラ■

バラ科サクラ属の落葉高木、または低木で、とくに花の美しい種の総称でもあります。
約50種あり、主として北半球に分布しています。
日本には30種が自生しており、園芸種も抜きん出て多く、現存するもので300種ぐらいあります。

奈良時代までは、ウメに代表される中国原産の鑑賞樹木が多く植え込まれていましたが、
平安時代になって急激にサクラの栽培が始まり園芸化されました。

今日では「花見」といえばサクラの花を指しますが、
たんに「花」といって、サクラを指すようになったのは平安時代の嵯峨天皇の頃(810〜820年頃)からだといわれます。

それ以降、江戸時代にかけて、多くの園芸品種の育成が行われ、すぐれた鑑賞樹木として完成されました。

今日、ワシントンやヨーロッパにも広くサクラが栽培されていますが、
それらの品種はほとんど江戸時代に育成された日本の品種です。

一方、サクラは、農耕文化と深く結びついており、その年の豊凶を占う木でもありました。
サクラの「サ」が、古代日本人が神聖感を覚えた音で、神霊を意味し、特に農耕神、サガミ(田神)をさすに至りました。
「クラ」は「座(いわくら)」を意味します。

すなわち、サクラは、「田の神の憑る(よる)座」だったのです。
その神格化が木花開耶姫(このはなさくやひめ)です。

国花ともされるサクラは、花王と称され、古くから日本人にこよなく愛されてきました。
サクラ前線の情況に一喜一憂し、爛漫と咲きこぼれる花の下で、人々は酔い、歌い、踊ります。

いっせいに開花し、ほどなく散ってゆく姿が、日本人の美意識に極めてよくマッチしたからだと言われています。
花といえばサクラをさすほどに、日本の文化と日本人の精神風土に深く根付いた花でもあります。

--*--*--

コロナが気になる中、なかなか昔のように集まって賑やかに騒ぐ花見はできませんが、
逆に、静かに花を愛でる花見の風景が見られるようになりました。
今年も、穏やかにサクラ色に染まる花見を楽しみたいと思います。

花冷えの時期、どうぞ御身をおいといくださいまして、新しい年度をお楽しみください。

皆さまにお会いできることを心より楽しみに、ご連絡をお待ちしています。


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麻野由佳(yuka-asano@mui.biglobe.ne.jp)
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