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2022年03月18日17:35

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校則に仕込まれた「罠」

よく「ブラックな校則なら何故変えないのか?」という声が聞かれるが、現実問題として難しい。
「下手に声を上げて目立てばいじめのターゲットにされる」
「学校に逆らったら内申点や部活に支障が出る」
「そもそも真面目な姿勢が恥ずかしい」
等、生徒側にも消極的になる要素がいくつもあるが、それ以前に「そもそも校則を改正させない」という意図の込められた校則を設けている場合がある。

それは「校則が改正された場合、新しい校則が適用されるのは3年後からとする」という決まりだ。
表向きは「新しい校則に移行するための準備期間がいる」などと言われるが、それが嘘であることは明らかだ。
言うまでもないことだが、適用されるのが3年後ということは折角改正するために行動しても、それが適用される頃には変えた当事者たちは全員学校を卒業しているということだ。
せっかく変えても自分たちに関係ない、となれば「それでも改正しよう」とは思わないだろう。いたとしても実際に校則を動かせるほどの人数はいない。

「じゃあ『改正した校則はすぐ適用される』という決まりに改正すればいいじゃない」と思われるかもしれないが、その「新校則をすぐ適用する」という新校則が適用されるのも(現校則に基づき)やはり3年後なわけで、結局自分たちには関係ない事になってしまう。

これも言うまでもないことだが「のちの世代のために」なんて殊勝な行動ができる学生なんて決して多くはない。いたとしても学校は多数決が全てだから、彼らの意見が採用されることはない。


つまりブラック校則の問題は「(校則を)制度上は変えられるが実質的に変えられない」と言う点が少なからずあると思う。

■東京は全廃だけど…福岡の県立21高校、新年度もツーブロック禁止
(朝日新聞デジタル - 03月18日 11:45)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6890135
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