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2022年03月16日14:43

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三月大歌舞伎 第二部

「三月大歌舞伎 第二部」

歌舞伎座!
行ってきましたー!
1年ぶり!

仁左衛門さん目当ての第二部。
1等席の花道寄り、10列目という好きな席取って楽しみにしてました。
が、9日から、仁左衛門さん体調不良で休演!
くーーー。
そんな観劇です。

「天衣紛上野初花 河内山 質見世より玄関先まで」
2:40−4:10
代役
河内山宗俊、中村歌六
高木小左衛門、坂東亀蔵
大橋伊織、片岡孝志
歌六さん、プロンプターなしで台詞入っておられる様子。
悪い顔と、装っている時の品と、バレて開き直る様、どれも、わかりやすく、おもしろい。
松江出雲守んとこ行ってからが、より入り込めた。
松江出雲守は鴈治郎さん。めっちゃ通るいい声!
なんというか、場が締まる。
あと、腰元浪路の千之助さん、美しかった!
顔小さいし首もきれいで、右下がりの仕草も弱美しい。女形の方がいい印象。
亀蔵さんの高木もキリッとかっこいい。
吉之丞さんの大膳も少し滑稽で、最後の場面はとても愉快。
「ぶあああかめ!わはははははは」
あれ、気持ちいいやろな。気持ちよさそうに楽しそうに言っておられました。
音曲もよかったなー。
鉦の音なども聞こえ。

幕間20分
思い出写真に、秀太郎さんも、吉右衛門さんもいた。
コーヒーなどの蓋なし飲み物の販売はなし。
めでたい焼は予約注文おみやげの受け取りのみ。
会場、ロビーでの飲食禁止(必要最低限の飲み物のみ)。
喫茶は開いてました。
会場外の地下の木挽町広場の飲食スペースが広くなっていた気がします。

「芝浜革財布」4:30−5:35
真っ暗な中、ぼんやりと舞台に男が座ってる。
まだ明けていない芝の浜。
くしゃみ、「うーさみいな」
江戸っ子!
声が若い!
菊五郎さん演じる政五郎。
法被みたいな上着だけで、腿から下、素足。
かっこいい足やなー。ふくらはぎの筋肉。
女房役は時蔵さん。
長年連れ添ったかのようなあうんの呼吸。
酔っ払った時の女房自慢や、大家の一言や、「そういや昔っからほんとうみたいな夢をよくみてた」っていう政五郎の言葉もあって、女房の嘘を信じる様子もすんなり入ってくる。
最後は、女房が出してきたお酒を飲んで、女房にも飲ませて、で、奉加帳を持った友達(左團次)が来る。
「お前酒飲んで大丈夫か!また喧嘩になったら嫌だから帰る」
「もうそんなことにはならねえよ、いいからこっちにきて飲んでけ」
「どうぞどうぞ、今始めたところなんですから」
みたいなやりとりにも、政五郎がもう酒には飲まれないんだな、って何か、確信を感じる。
「火事で焼け出された人たちが寺にいて、年越しの餅代でもと長屋連中で寄進を集めてるけど、集まらねーからどうしようかと思って」という友達。
そこで、政五郎が女房に革財布のお金をそっくり寄進しようと相談し、女房も賛成する。「これ全部持ってきな」とお盆にお金をざらざらっと出すと、
友達が「なんだこれは。夢のようじゃねえか」
「そうよ、夢で稼いだ金だ」って、笑いあって終わる。
途中、余興のような、丁稚の寺島眞秀くんもよい。めっちゃ背が伸びてる。
音羽屋いじりもあって、
まるっと音羽屋チーム安定、充実してるなあ、と感じました。
福茶の山椒説明にひっぱられたのか、「福茶」というところを「さ」「福茶」とすぐ持ち直したところもさすが。
左團次さんは少しろれつが厳しいとこもあったかな。


そんなわけで、久しぶりの歌舞伎座。
楽しかったです。
客席は60%開放で、1階は結構な入りでした。

ああ、でも、玉川奈々福さんも同日いらしたようでTwitterでつぶやいておられましたが、よかった。けど、しくしく。同じ気持ち。
仁左衛門さんは体調が快復され、この翌日より復活されました。

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