3月3日
熊野古道で足慣らし。
でも、やっぱり雪山に行きたいな。
今ならではの景色が見たい。
もう、三重県側の鈴鹿の山ならスタッドレスでなくても行けそうだ。
朝出るからそんなに遠くなくて時間がかからない山がいいな。
入道ヶ岳で福寿草が咲き始めたらしい。
うちから3時間半くらいかな。
福寿草は昼からのほうが開花するから遅い出発でもいいよね。
まずは麓の椿大神社にお詣り。
気が引き締まる。
いきなりの急な石段。
やがて山道に。
そして雪道に。
山頂に行く前に奥宮にお詣り。
思いがけずいいことがあった。
ありがたい。
山頂に着く。
風が強い。
ツェルトをかぶって休憩する人を初めて見た。
風が強くて飛ばされそうで難儀していたが、すっぽりとツェルトにくるまわれた。
井戸谷を登って来た女性は福寿草が見つけられなかったと言った。
「道から外れたところに咲いていますよ。薄い踏み跡があります。下りで見られるといいですね。」
私は以前見たことがある。
「でも、井戸谷の最後が急登で怖いから下りは別のコースにします。」
確かに井戸谷への降り口は急だ。
ちょっと躊躇する。
アイゼンは車に置いて来た。
チェーンスパイクで平気かな?
午後の雪は腐っている。
ズボズボと入る。
これなら平気だろう。
やっぱり福寿草が見たい。
二人連れに追いつく。
「福寿草はどのあたりかしら。」
「以前見た時は木にテープがいくつも付いていたんだけど。薄い踏み跡もあったし。」
記憶を探す。
「あった!咲いている!!」
先行した女性が叫んだ。
道から少し入ったところにザックが二つ置かれていた。
その先に別の二人組がいた。
「ここに咲いていますよ。」
写真を撮っていた男性が道を譲ってくれる。
ネコノメソウも小さな顔を出している。
雪山歩き、福寿草、そして椿大神社。
願いが叶うと確信できた山歩き。
ありがとうございました!
例年になく雪が多かった入道ヶ岳も春を迎えていた。
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