2月17日
今日は暗いうちに家を出よう!
だが、外を見ると雪!
たいしたことはないだろうが、運転が怖いので明るくなるのを待って6時半に家を出た。
先月熊野古道伊勢路の八鬼山を歩いたとき、今年の冬は少し伊勢路を歩いてみようかなと思った。
今回は道の駅紀伊長島マンボウから、荷坂峠を越えて梅ヶ谷駅に出て、ツヅラト峠を越えて道の駅に戻るという周回コース。
昔はツヅラト峠が伊勢から紀州への道だったが、江戸時代になって荷坂峠が街道になったそうだ。
荷坂峠に行く道にはうっすらと雪がついていた。
伊勢路の道で雪があるのは珍しいそうだ。
荷坂峠の道は石畳がなく熊野古道らしくなかった。
梅ヶ谷駅に着くと、寒くてゆっくりランチにする気にはなれなかった。
道の駅で買った押しずしも冷たくて味がわからない。
お湯で流し込んだ。
ツヅラト峠にむかう車道は風が強く小雪が舞って寒い。
もし、山中も雪が降ったらどうしよう。
何度も梅ヶ谷駅から電車で紀伊長島に戻ろうかと思った。
取りあえず登山口までは行こう。
ツヅラト峠の登山口に着くと薄日が射して来た。
荷坂峠の道に比べて熊野古道らしい石畳の道が多い。
ツヅラト峠に着くと、青空も広がって来て、海が見えた。
ここまで来て良かった。
やっぱり伊勢より紀州のほうが温かい。
石畳の道を下る。
野面乱層積の石積み、昔の人の苦労がしのばれる。
伊勢路は海の近くを通るから時々海が見える。
昔の人は江戸から伊勢、さらに熊野へとよく歩いたものだ。
時折見える海の眺めはきっと旅人を慰めたことだろう。
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