ロシアによるウクライナ侵攻。昨年末からウクライナに入っている左派系フリージャーナリスト田中龍作は、当然のごとく外務省の退避勧告はスルーしていて、現在もキエフに滞在してブログを更新している。
田中はブログで、もはやキエフ陥落は避けられないものとして、その後に起こるであろう都市部でのゲリラ戦と、それによるウクライナ市民の死傷者増への恐怖を綴り、「プーチンさん。頼むからキエフへの陸上侵攻だけは思い留まってくれないか」と結んでいた。知ってる人達が死ぬかも知れないという恐怖をリアルに感じる文章。
もっとも、これまで田中が示してきた 沖縄米軍基地や尖閣、核武装などへの見解と、ウクライナに入ってからの論調のギャップを思うと、何とも言えない気持ちにはなる。やはり日本国内にいる時にはリアルではなかったんだろうなと。
すでに空港の多くがロシアの目標になっている以上、もはや空路は使えない。邦人が退避するとなれば、陸路で隣国まで移動しなければいけないのだろうと。果たして田中は無事に帰国できるのだろうか。金欠気味で 手持ちの現金も多くないであろうことを考えると、心配になる。
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