今日1月25日は、お詫びの日なのだそうです。
どうしてかと言うと、カノッサの屈辱が始まった日だとの事です。
カノッサの屈辱は、ざっくりと書くと、
聖職叙任権をめぐって
ローマ教皇グレゴリウス7世と対立していた
ローマ王でありドイツ皇帝であったハインリヒ4世が、
1077年1月25日から3日間に及んで雪が降る中、
カノッサ城門にて裸足のまま断食と祈りを続け、
教皇に破門の解除と赦しを請うた事件です。
その結果、グレゴリウス7世はハインリヒ4世の破門を解きました。
その後勢いを取り戻したハインリッヒ4世は、
グレゴリウス7世をローマから追い出してしまいます。
そのカノッサの屈辱、高校の世界史では出て来たような気がしますので、
ご記憶の方もいるかと思います。
1000年近くも前のヨーロッパで起こった事件が、
何故今の日本で、お詫びの日になったのかと思い、
少し調べてみましたが、誰が、いつ、何の目的で決めたのか分かりませんでした。
どなたか、御存知の方がいらっしゃれば教えて頂きたいと思います。
調べている過程で、一般社団法人日本記念日協会と言う組織があるのを知りました。
1991年(平成3年)に設立されたもので、
企業、団体、個人などが設けた記念日の認定・登録を行い、
ホームページで紹介するなど、さまざまなPRを行う一般社団法人で
記念日の登録には、登録申請を行い、登録料を支払う必要があるとの事です。
日本国内には記念日を「指定」や「制定」する任意団体が複数存在するようですが、
公的機関ではなく、記念日を制定するのに、
これらの団体の認定を受ける必要はありません。
認定を受けなくとも世間に浸透している記念日も数多く存在するとの事です。
因みに、お詫びの日は、日本記念日協会に登録はされていないようです。
1月25日は、お詫びの日以外にも、下記のようなものがありました。
主婦休みの日、これはサンケイリビング新聞社が決めたとの事です。
日本最低気温の日、1902年1月25日に、北海道旭川市で
日本における最低気温の記録である-41℃を観測したことに由来しています。
左遷の日、旧暦の延喜元年1月25日(新暦では901年2月16日)、
大宰府に左遷されることになった菅原道真が京を出発したことに因むとの事です。
ネット上では、時々「今日は何の日」と言うのを見ますが、
色々と知恵を出して楽しんでいる人がいるのかも知れません。
【今日の一句】
言われたが 素直に聞けぬ へそ曲がり
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