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2022年01月21日17:30

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14年ぶりに「初めて」観た映画

 14年前に買ったクレージー映画のBOX。当時一応は観たんだけど、寝ぼけ眼でうとうとしながらだったので、ほぼ内容を憶えていない。だったらすぐにもう一度観ればよかったんだけど、おそらく大して面白くなかったので保留にしたままでした。そして気がつけば14年の月日。買ったのに観ないはあまりにももったいないと考え、改めて観てみました。作品名は「日本一の裏切り男」です。

 う〜ん、やはり微妙。脚本家や監督が違うせいか、これまでの作品とはテイストがかなり違う。そもそも話のスタートが昭和20年8月15日だし、その後も終戦直後、朝鮮戦争の頃、傷痍軍人の話と、まるで「クレージー戦後史」。昭和35年頃になってようやく「現代」っぽくなり、オリンピックや首都高建設なんて話が出て来てまあまあ面白く(興味深く)なるけど、なんだかなぁという感じ。そうかと思えば日立のキドカラー飛行船が使われていたり、妙に「今」っぽい感じもします。

 ついでにもう一つ観たのが「日本一の断絶男」。これも当時まともに観なかったんで再鑑賞・・・・・と思ったんだけど、全く見覚えがない内容。まともに観なかったではなく、全く観ていないのだろうか。14年も経って、マジに初めて(多分)の鑑賞でした。フィルムの質のせいもあるだろうけど、妙に「新しさ」を感じる映画でした。以前のクレージー映画は何か「前時代っぽい」雰囲気が漂っていたんですが、この作品は画質といい画の撮り方といいテレビ的というか、映画というより長時間TVムービー(2時間ワイドドラマ)のようでした。

 ところで全く違う話なんですが、年末に録画した「よみがえる新日本紀行『浅草』」を今日ようやく観たんですが、これが大当たりの内容でした。昭和43年放送の番組なんですが、4K技術でリニューアルされたクリアな映像。53年も前の世界なのに、まるで「今」のようでした。けど、ここに映っている人はほとんど、もう亡くなっているんでしょうね。生まれては死んでいくというのが世の流れですが、(映像の中では)「元気なこの人たちが今はもう・・・」と考えると、一抹の寂しさを感じますね。自分も50年後はおそらく、この映像の人たちと同じ立場になっているのでしょうね。

 内容は非常に興味深かったです。古き良き浅草を懐かしんでいるようなシーンが多く出て来るのですが、今(令和4年)から見れば「その頃」が懐かしい時代ですね。

 六区の映画街も映されたのですが、注目したのは上映されている映画で、「日本一の裏切り男」でした(ここで最初の話につながります)。自分が昨日「初めて」観た映画が、そこでは封切上映されている。この瞬間、中では「あれ」が上映されていたのか(いや併映作かもしれないけど)。53年差で、映像の中の世界と現在の自分がつながる出来事でした。

■東京・浅草、にぎわい消える=「変異株で暗転」「収束いつ」―まん延防止適用初日
(時事通信社 - 01月21日 14:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=6821290
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