人生魂磨旅記
ふと、こんな言葉がシックリきてる私です
ずっと「人吉球磨旅記」を書いてきて、「人」と「磨く」という字を毎日発信させてもらって、そうだよね。人生はたましいを磨く旅じゃんか
って
今、私の相棒は入院してる
入院の発端は今月8日
うどん屋さんに行ってきしめんを注文するも、一切箸をつけられずにぐったりしてた相棒
「横になればすぐに良くなるから」と、家で横になっても食事が全く通らないまま、次の朝、嘔吐
「すぐに良くなるよ」「もう少しで起き上がれるよ」
私の問いかけに、しっかりした口調で答えてた相棒だけど、結局24時間、胃袋に何も入れれないまま日曜日の午後になった
「いけない!」
私は相棒がお世話になってる病院へ電話
「救急外来は受け付けてますからきてください」
そして病院へ
日曜日ということで、はじめは初対面の担当の先生が、相棒の病状の経緯を聞かれてた
採血、尿検査、CT検査
そして点滴
検査結果をご覧になった別の先生が点滴しながらベッドで横になってた相棒へ強い口調でおっしゃった
「大きながんが進行してるのは知ってますよね?」
「はい」
「もう完全には治らないですよ!」
「はい」
しばらくして、看護師さん
「今から主治医の先生がいらっしゃいます」
休日を返上して来てくださった主治医の先生によって、緊急の切開、菌の除去が施された
「ただちに入院が必要です」
「おねがいします」
どんな言葉を先生から投げ掛けられても、緊急切開による治療が施されても、たんたんとした受け答えをしてた相棒
生命力が弱けりゃ、怯えるよ
生命力が弱けりゃ、絶望するよ
だけど相棒にはみじんもそんな様子は感じなかった
10年後の自分
20年後の自分を絶えず夢見て行く
それがきみの「構え」だもんな
だから相棒は受けとめつつも「自分の医者は自分しかいない!」の自覚で、先生の言葉を聞いてたんだよね
一年前に言われた「余命3ヶ月」の宣告も
入院の日に言われた「完全には治らない」の言葉も
入院2日目のお昼前
相棒からメール
「今日午後から緊急に手術することになった」
がんにまとわりついた「良くない菌」を除去する手術をします。とのことだった
私は病院の食堂で相棒の手術の間、ずっと心で唱題してた
4時間経ったころ、主治医の先生が私の所へいらっしゃった
「がんがきれいに取れましたよ。もう目を覚まされてニコッと笑っていらっしゃいます」
「ありがとうございます!」
どんな悪場も、どんなことを言われても、自分の医者は自分
そう決めて、会う人を励ましてきたもんな
生きざまが、きみのもつ哲学が、負けないきみを育てていった
生きざまが、きみのもつ哲学が、心強い味方を引き寄せた
きみの命を全力でつないでくださった主治医の先生、各科の先生、看護師さま、スタッフの皆さまにありったけの感謝
会う人、どんな人にも状況にも感謝を抱き生きてきた相棒は言う
病院のごはん、最高においしいんだよね
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