遅ればせですが、明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い致します。
さて、新年、と言ってももう半分すぎておりますが、友人の依頼でジェベル200のリア周りの整備を手伝う事になりました。
昨年年末に親友が亡くなり、コロナ禍という事もあって友人少数でそのお悔やみの席の帰りに色々話をしていたら、ツーリングに使っているジェベル200の車高をあげたいのだが、可能か?という話になり、バラしてみないと解らないという事になり、古いバイクというのもあってグリスアップを兼ねて手伝う事になり、今日に至りました。
一応リアのブレーキ回りとタイヤを外してスイングアームを外そうかと思っていたら、リアサスのリンク部分が邪魔をして外せないので、下回りのリンクを外してからスイングアームを外し、さて、リアサスを外そうか・・・と思っていたら、えらく上側がグラグラしてしまう。
これブッシュがヘタってるのかな?と思って外して見てみたら、上下ともピロボールマウントになっている。
大抵こういう所にはローラーベアリングかゴム製のブッシュと金属のカラーで構成されているのに、なんでこんな所がピロボールになっている?
とりあえずバラして洗浄作業とグリスアップした後組付けに掛かるのだが、このバイクの各箇所のトルク管理の数値の範囲がものすごく広すぎるのだ。
大抵のバイクはどこでも指定されたトルク数値がサービスマニュアルには記載されているのだが、このバイクには本当に当てはまらない。ゆえにどこで締めれば良いかが解らない。とりあえず友人の意向で上限よりちょい下ぐらいの数値、という事でトルクレンチで締めてもらった。他のオーナーさんはどういうトルク管理しているのか、教えてもらいたいぐらいだ。
バラしてみて思ったのだが、この当時のスズキの開発者、というかバイクを製作する過程で色々な開発と現場からの意思疎通の違いがありすぎたのではないか?と思う。
開発「こういう形で作ってください」
製作現場「う〜んこうかな?」
開発「違う、そうじゃない」
製作現場「もう部品メーカーに発注掛けたで〜」
開発「ファッッ?!しょうがない、ワッシャでも噛ませてこれをカバーするか」
と、こんな感じがしないでもない。
おしまい。
参考にさせてもらった動画↓
https://www.youtube.com/watch?v=j-tY6xBa-Ho
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