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2022年01月15日00:27

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゚Д゚) < Maanikya (紅い宝玉)

YouTube史上初の100億再生、幼児向けダンス動画が達成 2位との差は23億回
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=32&from=diary&id=6812777

 わりと本気で、インド映画音楽家と思った1ファンが通りますよっと。
 まあ、流石に億単位に行くのは1部でしょうけども。まだまだ、Youtubeの世界も広大だわ…(そーでなくて)。
 ま、インド映画界はYoutube以外の自前配信サイトに色々投下してるから、これからそんなに再生数行かないことも普通にあるんだろうなあ…。よし、ここは1アカウントの総合で勝負を…(せんでいいわ)







Maanikya (紅い宝玉) 2014年 165分
主演 キッチャ・スディープ & ヴァララクシュミー・シャラトクマール & ラーニャー(・ラーオ)
監督/脚本 キッチャ・スディープ
"人生は美しい…どう変わろうとも"

https://www.youtube.com/watch?v=-VVm4Z6qzys

 シンガポール大学に通うマナサはその夜、慈善活動の帰りに男たちに襲われそうになるが、そこに通りかかったインド人青年ヴィジャイ(通称ジェイ)が、暴力に頼らず彼女を助けてくれた。

 当初は恩を感じながらも警戒していたマナサだったが、翌日から何度となく再会するジェイの人となりを知るにつけ、徐々に距離を縮めて心を寄せるように。しかし、結局マナサは「私の故郷はこことは違う。憎悪、怨恨、暴力に満ちた所。ここのような幸せは、これからの私にはないの。だから…私のことは忘れて」とヴィジャイに別れを告げていく…。

 次の日から、ジェイは突然インドの大学に編入して通い始め、大学内で暴れるシヴァと仲良くなっていく。彼に感化されるシヴァは、長期休暇期間を共に過ごそうとジェイを故郷のスルタンペット村へと案内していくが、その日も村では抗争による人死にを出していた。
 同じ頃、シンガポールから故郷のスルタンペット村に帰省していたマナサは、兄(?)であるシヴァから親友としてジェイを紹介される…!!


挿入歌 Pantara Panta

https://www.youtube.com/watch?v=QKYS2WDKb0Y
*オリジナル版では1人のダンサー女優+バックダンサーだったシーンに、3人のダンサー女優によるアップテンポ・ダンスが組み込まれたシーン。
 踊っているのは、南北インド映画会全般で活躍するキラン・ラトホード、カンナダ語映画界で活躍する女優シュウェーター・パンディットとリシカー・シン。


わーい(嬉しい顔) タイトルは、カンナダ語(南インド カルナータカ州の公用語)で「ルビー」の意。それを反映するように、劇中で赤い衣裳や小道具・台詞が意味ありげに散りばめられて…いる?

 主演スディープによる6本目の監督作で、2013年のテルグ語(南インド アーンドラ・プラデーシュ州とテランガーナー州の公用語)映画「ミルチ(Mirchi)」の、カンナダ語リメイク作(元映画は、この他にベンガル語リメイク作「Bindaas(冷静沈着)」、オリッサ語リメイク作「Biswanath」としてもリメイクされている)。
 後に、同名ヒンディー語(インドの連邦公用語。主に北インド圏の言語)吹替版も公開された。

 基本的には、リメイク元の「ミルチ」と同じ内容の映画で、わりと細かい画面構成もオリジナルを踏襲している感じ(もちろん、撮影の都合とか話を劇的にするための細かいアレンジはある)。しかし、プラバース演じるやんちゃ坊主風だったオリジナル版主人公が、こちらではスディープ演じるスタイリッシュなイケオジ主人公に変わった途端、映画の語り口もどこか洒脱な感じが漂う画面に変化していて、全く同じ劇進行でありながらまた違う魅力に溢れた映画になっていて驚き。
 そんなナイスミドルな大学生がいてたまるか! とか言いたくもなるけれど、周りの大学生も厳つい顔してるのに対応してるようでもあり、どこか本音を見せない謎めいた貫禄ある雰囲気を漂わせる主人公の前半と後半での立ち居振る舞いの変化を見せるための伏線のようでもあって、監督&主演スディープの魅力を存分に発揮する数々の工夫が麗しや。
 同じ話を映画にして同じ主人公設定の物語を描いて行きながら、役者が違うだけでここまで映画全体の雰囲気が変わるもんなんだねえ…と感心しきりですわよ(ま、どちらが魅力的に見えるかは人によるでしょうが)。

 劇中のダブルヒロイン勢も、スディープに引っ張られてかオリジナル版のようなやんちゃ度は低めで「私は女優よ」オーラが強まってる感もあり。
 前半ヒロインのマナサを演じていたのは、本作が映画デビュー作となるラーニャー(・ラーオ)。1993年(または91年とも)カルナータカ州チクマガルル県生まれで、州都バンガロール(現ベンガルール)育ち。本作の後、16年の「Wagah」でタミル語(南インド タミル・ナードゥ州の公用語)映画デビューもしている。

 後半ヒロインのシンドゥを演じたのは、1985年カルナータカ州都バンガロール生まれのヴァララクシュミー・シャラトクマール。父親は、南インド映画界全般で活躍する男優兼歌手兼プロデューサー兼監督で、政治家もしていたR・シャラトクマールになる。
 学生時代からオーディション活動をして主役級に選ばれながら、その仕事を全て拒絶した父親の言に従って学業に集中。チェンナイの大学で微生物学を修了後、英国留学して経営マネジメントの修士号を取得。晴れてインド帰国後にムンバイのアヌパム・ケール演技学校にて演技を特訓して、12年に「Podaa Podi(行け、彼も彼女も)」でタミル語映画&主演デビューし、ヴィジャイ・アワードとエディソン・アワードの新人女優賞を獲得する。
 14年の本作でカンナダ語映画デビューを果たし、16年には「Kasaba」でマラヤーラム語(南インド ケーララ州の公用語)映画デビュー。同年公開のタミル語映画「Tharai Thappattai」でSIIMA(国際南インド映画賞)の批評家選出主演女優賞他を受賞し、19年には「Tenali Ramakrishna BA. BL」でテルグ語映画デビューもしている。以降、タミル語映画を中心に南インド映画界全般+TV界で活躍中。

 劇中のカルナータカの農村がどの辺にあるのか、その地域性がどれくらいアピールされているのかは良くわかんない身ですが、オリジナル版と同じく「力こそ正義」「学業なんて箔付け」でしかない田舎の強固な父権制を糾弾しつつ、育ての母と人生の指針としての父と言う両親の姿の体現を謳いあげる家族第一主義の讃歌を矛盾なく嫌味なく紡ぎだす力強さは、オリジナル版から引き継がれる大きな魅力。人生のその時々の変化を責めるでなく、受け入れてより良き道を探れと断言するパワフルな姿勢は、インドであるからこそ力強く言及されるものか、より広く波及されるべきものか、ほかの地域でのリメイク作とも比較してみたくなりますわ。
 なにはなくともスディープの満足顔が、カッコEEEEEーーーー!!!


挿入歌 Jeena Jeena Ya

https://www.youtube.com/watch?v=Z1JGdFmdP7U

挿入歌 Maamu Maamu

https://www.youtube.com/watch?v=Zu6z3qUPu1s


受賞歴
2015 South Indian International Movie Awards 悪役賞(P・ラヴィ・シャンカル)




・本作の、リメイク元テルグ語映画「ミルチ(Mirchi)」はこちら
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1966408022&owner_id=3570727


・Maanikya を一言で斬る!
「スディープキックのリーチの長いこと長いこと…。三下が蹴る構えに入った瞬間に足が届くなんて卑怯デスワー(イイゾモットヤレ!)」
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