・カザフスタンでは、独立以降ずっとナザルバエフが大統領として権力を握っていた。
・さらなる権力維持を図るため、誰かに大統領の座を譲り、院政を敷くことになった
・代わって大統領になったのが、ナザルバエフの側近トカエフ。
・ナザルバエフとトカエフは必ずしもウマが合うというわけではなかったが、中露は以前に外交担当としてパイプのあったトカエフの就任を支持。
・トカエフもナザルバエフに従順な態度を示したため、ナザルバエフは 本来の意中の後継者である長女ダリガまでのつなぎとして、トカエフを大統領に据えた。
・マシモフはナザルバエフの側近。
・トカエフと違ってナザルバエフからの覚えが良かったため、元々はトカエフが握っていた中国利権はマシモフに引き渡されることになり、それが遺恨となってトカエフとは対立していた。
・ナザルバエフの大統領退任に当たって、マシモフは秘密警察の責任者に就任。ナザルバエフ院政の敵対者を排除する親衛隊長としての役割を受け持った。
・ナザルバエフの長女ダリガは、ナザルバエフ退任後に上院議長に就任し、次の大統領候補としての存在感を示していたが、トカエフは突如としてダリガを議長から解任。これといった解任理由が示されなかったことから、憶測を呼んだ。
・長年に渡る貧富の格差への国民の不満が、ガス価格の実質的な値上げによって爆発。騒乱へと発展。
・5日。トカエフは非常事態宣言を発令。騒乱の原因の一端がナザルバエフ長期政権にあったとして、ナザルバエフを党要職から解任。同時にマシモフも秘密警察長官から解任。
・6日。ロシアが主導するCSTOが、カザフスタン政府への支持を表明。治安維持を理由としてカザフスタンに派兵を決定。
・7日。中国がカザフスタン政府への支持を表明。
・8日。マシモフが国家反逆罪で逮捕拘束。
・11日。騒乱が鎮圧されたとして、CSTOが数日内の撤兵を表明。
まぁ実態としては国民の抗議活動にかこつけたトカエフとナザルバエフの権力闘争で、マシモフの秘密警察が抵抗したもの、中露がトカエフを支持に動いたことで決着。さすがに内紛でしたとは言えないので、みんなで口裏を合わせて「ウクライナによる破壊工作だった可能性」ということにしてしまった みたいな話ではないだろうかと。
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