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2022年01月11日22:21

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取り直しの一番を「頭脳的な右往なし」で制した宇良だが。

■八角理事長、宇良の執念に「危ないよ、相手も自分も」
(朝日新聞デジタル - 01月11日 05:21)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6808262
大相撲一月場所三日目、横綱照ノ富士は西前頭筆頭の霧馬山に相撲を取らせず上手投げで一蹴し三連勝としましたが、大関正代が合い口の良くない小結大栄翔の電車道の突き出しに屈し、大関貴景勝も取り直しの末に東前頭二枚目の宇良の押し倒しに屈して連敗、三役以上の全勝は照ノ富士と東前頭筆頭若隆景を寄り切りで制した関脇御嶽海の2人となりました。
さて、磐石の白星発進の初日だった大関貴景勝の今日の対戦相手は東前頭二枚目の宇良。昨日の大関正代戦で土俵下に飛ばされた際に後頭部を打ち付け脳震盪を起こして車椅子で花道を後にし、今日の出場の可否が懸念されていましたが、立ち合いから宇良に両前褌を取られて前に出られる劣勢から投げるも両者共に倒れ、軍配をもらったものの物言いがつき、前のめりに倒れた宇良の手もほぼ同時につき、協議の結果は取り直し。その取り直しの一番で大関が猛進するのも当たった宇良が瞬時に右に往なし、目標を失った大関は土俵際に追い込まれて右脇腹から土俵に落とされ、押し倒しに屈して勝負あり。取組後のNHKのインタビューでは「精いっぱいだったんで分からないです」と、口下手の宇良らしいコメントに終始しましたが、協会の八角理事長(第61代横綱北勝海)は連敗で黒星先行となった貴景勝について「集中できなかったような気がする。いつものリズムじゃなかった。きのうの影響と、今日の相手が宇良ということで集中力が欠けていたのではないか。相手を見ていなかった」と言及、その上で「押し相撲にとって、精神的に弱くなるとこういう連敗はある。気持ちを強く持たないと駄目だ」と続けた一方、「2番目の相撲で息が上がったのは気になる。稽古を積んでこれたのかな? 長い相撲だけど、それにしては息が上がりすぎている」と、まだ序盤戦の三日目の時点での貴景勝の体力やスタミナへの懸念も指摘しており、これが今後の土俵への不安材料にならないか、気になるところだと思います。
先場所11勝で二場所連続の二桁勝利を目指している関脇御嶽海は、東洋大の後輩である東前頭筆頭若隆景が相手。先場所不覚のこの相手に立ち合い右に動かれ左上手を奪われるも、半身になって素早く体を寄せ、寄り切りで勝負あり。これまで、2度の幕内優勝を記録しながらも下位の力士に不用意な取りこぼしがあるなど二桁に乗せられずに終わったことも少なからずあり、期待を裏切ると言われることもあった「万年大関候補」ですが、審判部長の伊勢ケ濱親方(第63代横綱旭富士)が口にしたとされる「全勝優勝なら」の声に本当に応えてしまう“奇跡の大関昇進”と言うシナリオへの“視界良好”となるのか、注目となるかもしれません。
その他。明日の1月12日に65歳の誕生日を迎え、今日が日本相撲協会が定める定年となる元大関若嶋津の荒磯親方が代表取材に応じ「今はただ相撲協会や支えてくれた方々に感謝しかありません。いい相撲人生を送らせていただきました。これからも相撲界の発展のため、微力ながら貢献したいと思います」とコメントしたとか。鹿児島商工高校(現・樟南高校)から「土俵の鬼」の異名で知られる第45代横綱(初代)若乃花の二子山部屋に入門し、昭和50年の三月場所初土俵。「南海の黒豹」の異名で活躍、身長188cm、体重125kgとやや軽量ながら左四つの力強い取り口で幕内最高優勝2回、敢闘賞2回、技能賞3回を記録、大関昇進を果たし、歌手の高田みづえとの結婚でも話題になりました。引退後は年寄「松ケ根」を襲名し独立して松ケ根部屋を興し、平成26年に一門の領袖的立場とされる名跡の部屋ながら閉鎖されていた二所ノ関部屋の再興とも言うべき「二所ノ関」を襲名し、協会理事にもなりましたが、理事在任時に部屋のある千葉県船橋市内の路上で転倒して頭部を強打、頭部の手術を受け、一時は意識不明の重体になったこともありました。部屋としては弟子にはあまり恵まれず、最高位小結で現在は十両の松鳳山や新しいところでは今場所が帰り入幕の一山本あたりが目ぼしい輩出力士でした。
今場所前、二所ノ関一門ではこの人や4月に定年を迎える尾車親方(元大関琴風。尾車部屋師匠)をめぐって部屋の変動の動きが目まぐるしくあり、二所ノ関部屋は部屋付きだった放駒親方(元関脇玉乃島)が継承しながらその名跡は一門の横綱だった第72代横綱稀勢の里と交換し、自身は荒磯を襲名、創設したばかりの荒磯部屋が二所ノ関部屋となり、従来の二所ノ関部屋は放駒部屋に改称と言うややこしい変動となり、自身は放駒部屋付きの親方として定年後は再雇用で協会に残るとか。一門の領袖の座を一門の横綱に“禅譲”する恰好とも言える動きとなりました。
他にも、尾車部屋が今場所をもって閉鎖、「独立して部屋を興す」としている部屋付きの押尾川親方(元関脇豪風)の「押尾川部屋」に力士などの多くが移籍する見通しとも言われており、更には同じ部屋付きの中村親方(元関脇嘉風)も独立の動きがあるとも言われ、慌ただしい状況は続くようです。
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