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2022年01月09日22:01

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何とか「上位陣安泰の初日」に持ち込んだ初日の横綱・大関陣。

「心から相撲を愛しています」大横綱・白鵬が語る、自らの土俵人生と今後
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=109&from=diary&id=6798034
今年、令和四年も大相撲が始まりました。大相撲一月場所初日、大正8年(1918年)五月場所の第27代横綱栃木山以来103年ぶりとなる新横綱からの3場所連続優勝を目指す横綱照ノ富士は昨年横綱としての初黒星を含む2敗を喫した小結大栄翔と両者五分の押し合いの厳しい攻防から土俵際逆転の叩き込みに退け、東大関貴景勝は東前頭筆頭若隆景を立ち合いから鋭い出足で土俵際まで一直線に追い詰めての押し出しで一蹴、西大関正代も西前頭筆頭霧馬山に両差しを許す展開に持ち込まれながらも土俵際で逆転の小手投げで制して、貴景勝以外は薄氷の白星で上位陣3力士は何とか「安泰の一日」とすることができました。
さて、昨年1年間は4勝2敗とやや手こずっている大栄翔を対戦相手に迎えた今日の照ノ富士、取組前に協会の八角理事長(第61代横綱北勝海)が「三役以下では一番イヤなとりづらい相手だろう。しかも初日。この場所を占う相撲になるかもしれない」と展望していた結びの一番、立ち合いから両者五分の押し合い、横綱が必死の押っつけを見せれば大栄翔も負けじと押し返す一進一退の熱戦でしたが、土俵際に押し込んだ大栄翔の足が出ず、横綱が叩いて勝負あり。八角理事長は「いい相撲だった。満員のお客さんが喜ぶいい相撲を二人とも取った」と振り返り、勝負を決めたポイントとして「照ノ富士も腰が浮きそうになったが、最後は足がついていかなかった」とコメント。照ノ富士としては“辛勝”でしたが、厄介な相手を制しての白星発進であり、横綱三連覇に“視界良好”と言えるかもしれませんが、幕内後半戦の審判長を務めた師匠の伊勢ケ浜親方(第63代横綱旭富士)は今日の照ノ富士について「足が上がっていて危なかった。守ってばかりだから、もっと攻めないとだめ」と、師匠らしい厳しい一言。一方、敗れた大栄翔は「最後に差してしまったのがすべて。両差しでも何でも差したらかなわない。そこが自分の弱いところ」と敗戦の弁を述べました。
その他。先場所11番で「大関昇進の足掛かりとなるか」が注目の東関脇御嶽海は自己最高位の東前頭二枚目まで番付を上げた同期の宇良を押し出しで一蹴、先場所賜杯レースを盛り上げ、西前頭六枚目に番付を戻した阿炎も宝富士に相撲を取らせず押し出しに退け、それぞれ白星発進。今場所の2人の新入幕は幕尻の東前頭十八枚目の王鵬が三役経験者で西前頭十七枚目の魁聖を押し出しで制し、東前頭十五枚目の若元春は先場所十両優勝で西前頭十四枚目に帰り入幕の一山本を寄り切りに仕留めて、ともに初日白星を飾りました。また、元関脇水戸泉が師匠の錦戸部屋で、「協会員以外の部屋関係者」が新型コロナウイルス陽性反応となり、東十両七枚目の水戸龍含む部屋の全協会員が急遽今場所を休場することになりました。
さて、昨年末に東前頭八枚目(一月場所の番付)の英乃海と新十両で東十両十二枚目(同)の芝改め紫雷(共に木瀬部屋)が埼玉県内の違法賭博カジノに出入りしていたと言う賭博関与疑惑が浮上、師匠の木瀬親方(元前頭筆頭肥後ノ海)の判断で今場所を休場すると言う残念な事態がありました。埼玉県警から事情聴取を受け、両力士は容疑事実を認めているとのことで、県警は容疑が固まり次第、賭博容疑で書類送検する方針とのことです。
英乃海、紫雷ともに東京都の出身で、埼玉栄高校から日本大学に進んで木瀬部屋に入門し(どちらも前相撲から)、英乃海が2年先輩にあたる間柄で、紫雷が英乃海の付き人をしていたこともありました。英乃海は同じ日本大学出身の翔猿(追手風部屋)の3歳上の兄で兄弟揃って幕内で活躍、今場所は先場所勝ち越して弟の翔猿と東西前頭八枚目同士で並ぶ番付となり、兄弟が共に幕内力士として迎える場所で初めて弟より上(半枚)となり、一方の紫雷は平成26年三月場所の初土俵から程なく幕下に昇進、序二段、幕下で優勝経験があるも怪我などもあって幕下上位に上がっては勝ち越しに至らず低迷が続き、先の十一月場所で西幕下二枚目で5勝2敗として待望の新十両を勝ち取ったばかりで、30歳の新十両として、それぞれ活躍が期待されていました。特に芝改め紫雷については、あれだけ苦しんだ末に関取の座を掴んだはずの「違法カジノ通い」で、苦労云々以前に賭博に関わっていたとは、何とも残念な感じがする出来事になったと思います。
平成22年に起こった賭博スキャンダル(野球賭博だった)で当時大関だった琴光喜と当時の大嶽親方(元関脇貴闘力で大嶽部屋の師匠だった)らが解雇され、その捜査の途上で八百長スキャンダルと言う新たな事件の発覚し、それが翌年(平成23年)三月場所の開催キャンセルに繋がるなど、当時の大相撲は重大な事件の連続により社会的な信頼の失墜の事態にあり、今回の事態はさながら「忘れた頃に起こった賭博騒ぎ」となったと思います。
更に、同じ木瀬部屋をめぐっては、同じ平成22年には前年の七月場所で暴力団幹部らが一般では入手できない維持員席で観戦していたことが明るみに出たことがあり、木瀬親方が協会から整理券の確保に関与したとされ、役職の平年寄への降格と共に部屋の所属力士を出羽海一門預かりとする処分が下され、部屋は閉鎖、同じ出羽海一門の北の湖部屋(当時)が「預かる」形で力士らが移籍、「2度と問題を起こさない」旨の誓約書を提出して2年後に部屋を再興することになりましたが、部屋一丸となって更生への道を歩んでいる最中に賭博関与の疑いが明るみに出たこととなり、部屋の去就に何らかのネガティブな動きが出て来るかもしれません。
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