レザーフェイス登場

時は1995年の新生FMWの6月？正式に大仁田社長が退き、新体制に移る時、FMWの事務所には契約更改をする選手達の長い列が出来ました。その理由は私の契約更改に1時間位掛かったからでした。新生FMWではデスマッチを無くして、レスリングの路線で行こうとするグループと、デスマッチを継続したいグループに別れました。正直デスマッチ継続派は、黙って我慢していました。「レザーフェイスのような怪奇派はいらない」と言う人もいて、私は契約書にサインせず、FMWのフロントは私の説得をしていました。外の選手達は、私がギャラ交渉で粘っていたと思っていたようですが、私はレザーフェイスを呼ぶ条件を飲んでもらい、そこでようやくサインをしました。それまでのFMWにも怪奇派レスラーはいましたが、私から見たら、そこまで怖いようには見えませんでした。FMWのファンにレザーフェイスを見せたいとの願いが叶ったのは、ウイングの月光闇討ちデスマッチから約2年後の博多でした。