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2021年12月28日18:49

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「モグラ漫遊記」第二十七部〜妖怪道中双六編〜

投稿日:2014年11月12日(水)19時16分37秒

第十四話「東本願寺まで」

承前

実はエヌ先生は朝倉氏遺跡の土産物屋で、奥さんとお嬢さんのために可愛らしい「お香入れ」の容器を買っていたのです。

その時に、「お香なら京都で買えばいいよね」と言っていたのですが、さてこの店にあるかな、とモグラが様子を見ていると、

エ:「すいません。この仏壇は幾らぐらいになりますか?」

そっちかよ(爆)!

勿論買って帰るつもりではなく、参考までに訊いてみたようですが、残念ながらお店の人も判りませんでした。
店の角に外からよく見えるように置いてあったから、たぶんお客さんへの顔見世用だったんでしょう。

その後、お香(でも燃やす線香ではなくて、匂い袋系統の奴)を探していることを伝え、何となくそれらしい物を買って、お土産用に包んで貰っていました。
家族思いですねえ(笑)。

門前町通りは、車がやっと1台通れる程度の狭い道の両側に仏具関係のお店が並んでいます。
さすがに観光客の姿は見えませんでした。

暫く進むとT字路に到達。案内板を見ると、右左どちらに向かっても東本願寺に行けるようです。
北回りで行くか南回りで行くかの違いだけみたいですね。我々は左を選択しました。

ぐるりと回って、東本願寺の北側の壁沿いに歩き烏丸通に出ます。右に曲がるとバス停が見えました。

「ここが待ち合わせ場所かな」そう思った二人でしたが、正門に近づくにつれ、向こう側にもバス停が見えてきたので困りました。
おおかみは、どっちに来るのでしょう(笑)?

東本願寺の正門は改装中でした。おおかみのことはとりあえず置いといて境内に入ります。
西本願寺同様、エヌがiPadを持って移動する後に付いて歩きました。そして売店(笑)。

実は、エヌ先生の財布はそろそろ底をつきそうだったのですが、「最後の一万円札」とか言いながら嬉しそうに買い物をしています。
まあ、お金は後で下ろすから大丈夫ではあるのですが(笑)。

そろそろ10時になりそうなので、狙いを南側のバス停に決めて向かっていると、おおかみから連絡が入りました。

エ:「30分遅れるって」

境内に戻り、売店の横手の石の腰掛に座って休憩モードに入ります。既に結構腰に来てます(笑)。

エヌがお茶を買って来てくれたので、それを飲みながらモグラがデジカメの使用説明書を読もうとしていると、

エ:「そんなの読まなくても、弄ってみれば判るって」
モ:「でも、変なボタン押したら怖いし」
エ:「アホかい(爆)!」

結局、エヌがあれこれ実演して見せてくれたので、色々判りました(笑)。

そんなことをやっている内に、やがて10:30になり、外へ出た我々の前におおかみのベンツが滑り込んで来たのでした。
モグラはこれに乗るのは3回目かな。いつ見てもカッコいいです。

朝の挨拶をして、荷物の多いエヌが後ろに乗りモグラが助手席に座ると、おおかみのベンツは軽やかに発進したのでした。

続く
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