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2021年12月25日13:02

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「モグラ漫遊記」第二十七部〜妖怪道中双六編〜

投稿日:2014年11月 8日(土)17時15分3秒

第十一話「おおかみ登場」

承前

京都駅中央口から、エヌのスマホを頼りにホテルに向かいます。

エ:「え〜と、郵便局があそこだから、ここを左に行ってあっちの方だね」

途中、同じ名前のホテルを発見して、「おお、近いじゃん」と思ったのですが、それは幻で、同系列の別のホテルだったのでした。

結局、ホテルに着いたのは17:00丁度。
京都到着が16:37なので、結構距離があります。
それはいいのですが、ここで面白いことが起こりました。

エ:「予約しておいたエヌとモグラですが」

フロントのお姉さんにそう言ったエヌでしたが、お姉さんから返って来た返事は、

お姉さん:「申し訳ございません。お名前が見つからないのですが・・・」

えっ?と云う訳で、エヌは申し込み時の伝票のコピーを取り出し・・・、おや、中々見つかりませんね(笑)。
バッグの中を、これじゃないあれでもないと引っ掻き回した末、やっと見つかってお姉さんの前に出した瞬間、

お姉さん:「あっ、エヌ様ですね。ございました。」

やはり、予約はちゃんとしていたのです。
たぶん、エヌの自己紹介の仕方(といか、モグラの名前を出したの(笑))が悪かったんでしょう。
何とか、無事に泊まれることとなりました。(因みに、ここは10,200円で今回一番高かった。予約が遅かったからねえ)

おおかみとの待ち合わせが18:10頃なので、余裕を見て17:45ロビー集合にして二人とも部屋に入りました。

部屋に入ると、すぐ湯船に湯を入れます。
今日も結構歩いて足の裏や腰が痛くなっていたので、少し労っておこうと。
尤も、翌日、更に悪化するのですが(笑)。

湯が溜まるまで時間が掛かったので、のんびり浸かる程の時間は無く、足の裏と脹脛を軽く揉んで風呂から上がりました。

ロビーでエヌと合流し、烏丸中央口に向かいます。
でも、18時前には着いちゃったので、10分掛からない程度の距離だったのかもしれません。
駅出口前にある「京都案内板」の前で、おおかみを待ちます。

エ:「ここら辺がホテルだから、明日は真っ直ぐ北に向かえば西本願寺に行けるね」

京都の通りは、まさに碁盤の目のようになっているので、方向が判りやすいです。
2枚ある案内板を交互に覗きながら、時々時計を覗きます。

18時過ぎに京都着だからそろそろかな、とモグラが駅出口方面を観察していると、それらしい体型の男性がこちらに向かって歩いて来ました。
でも、よく見ると、大きなマスクをしています。
変質者でしょうか(爆)?

その男性は、モグラとエヌに気付いているらしく、真っ直ぐ近寄って来ました。
やっぱりおおかみです。

三匹で軽く挨拶を交わしますが、最初の話題はモグラとエヌが泊まったホテルでした。

モ:「アパホテル。一泊10,200円」
お:「高っかいなあ。安いホテルなら、この辺になんぼでもあるで」

案内板上を指差し、おおかみがレクチャーします。
そこの写真を撮り、真剣に聞き入るエヌ先生。バイキンマン旅行社のデータが一つ増えた瞬間でした(笑)。

京都の夜は、ここから始まります。

続く
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