無言歌は続く

　　今宵一枚目の音楽は　ベートーヴェン : 交響曲選集&序曲集

　＜CD4＞
　8. 《エグモント》序曲 作品84
　9. 交響曲 第9番 ニ短調 作品125《合唱》
【演奏】
　イルムガルト・ゼーフリート(ソプラノ)
　モーリン・フォレスター(アルト)
　エルンスト・ヘフリガー(テノール)、
　ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
　　聖ヘトヴィッヒ大聖堂聖歌隊 (CD9)
　ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
　フェレンツ・フリッチャイ(指揮)
【録音】1958年4月(9)、9月(8) ベルリン、イエス・キリスト教会

　ベルリン・フィルがまだカラヤンに飼い慣らされない　戦前からのフルトヴェングラー時代を通してつちかわれたドイツ的なベルリンフィルの音が聴具ことができる　この録音から数年後の６０年代初頭　カラヤンとベルリン・フィルによる最初のベートーヴェン全集が録音される　それと聴き比べると実に興味深い

　朝早いと寒いし　今日はヤクルト屋さんが来る日なので　ヤクルト屋さんがきたら鍼治療へ行く　昨日は莫迦に混んでいたが　今日はさほどではなし　自分も鍼治療をする　素敵な女の先生が針を売ってくれる　急所に打つ　終わった後のほぐしもこの先生がやってくれた　痛くて声が出ん　

　帰りに干しエビのかき揚げを買って帰宅　今日はうどんだ　広めのおうどん　うまし　天ぷらは半分の半分ずつ　それに紅生姜入りの練り物の揚げ物　1/4ずつ　麺も120グラムくらいが190グラム程度に増える　適当に分けて豆乳スープにする　うどんと結構合うね　

　母は二階のベットでおやすみ　ベットは負担がかからないと云ふ　それに暖かいし

　花屋にもらった草花を庭に定植　その後柿ばたけへ　剪定の続き　実に暖かであった午後の1日　3時にはお茶を飲みながら　暴れん坊将軍を見る　今日のは見ていなかったかな　初めての感じ　

　夕飯はキンメの煮付け　マグロの刺身ふた切れ　たこ三切　ご飯味噌汁


　九三四年　「男もすなる日記と云ふものを女もしてみむとてするなり」と書き出した日記の冒頭がこの日　翌年の二月十六日　懐かしの我が家に帰り着くまでの　土佐国から五五日間の旅日記の起筆が始まった　年少初心者に対する懇切な和歌入門として　国司の腐敗堕落や交通業者の不正利得を批判する社会風刺の書として　亡児を悲嘆し老境を述懐する心情告白の私小説として創作された

　　と思へば

　1850年　「赤城の山も今宵が限り・・・」と　上州国定村の博徒　長岡忠次郎が　前橋城下大戸の関所で磔になり　41歳の太く短いその生涯をおへた　幕末の騒乱の中で生まれた一つの泡沫だな　　国定忠治は江戸時代後期の博徒として有名な人物で　上州から信州にかけて「盗区」として支配　幕府にとっては不遜な存在　大飢饉から農民を救済するなど侠客としての一面が人々の心を掴む　その生涯は「侠客物」として戯曲や講談で持ち上げられるなど現在でも親しまれている　広沢虎造で聞くがいいかな　カセットもいいね