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2021年12月21日18:55

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「モグラ漫遊記」第二十七部〜妖怪道中双六編〜

投稿日:2014年11月 4日(火)19時07分5秒

第八話「福井にて(その5)」

承前

資料館の、この日の展示は「戦国時代の金とガラス〜きらめく一乗谷の文化と技術〜」でした。

で、入場券ですが、資料館の分と実際の遺跡に入る分のセット券があるということで、そちらを購入。
エヌ先生のことだから、どうせ全部歩くに決まっています(笑)。

10分程度のビデオ映像を見た後、最初に目に入ったのは「朝倉将棋」。
モグラのためにあるような展示品です(笑)。

今の将棋との違いは、王将の上にある酔象という駒。
この駒自体は、大将棋や大々将棋にもあるのですが、驚いたのはその役目でした。

酔象が敵陣に入って“成る”と太子という駒になり、この太子が生きている限り、王将が取られてもゲームは継続するのです。
つまり、王位が継承されるみたいなんですね。初めて知ったわ、こんなルール(爆)!
ぜひ一度やってみたいです(笑)。

この辺りは金が取れていたようで、鉱山が何箇所かあったみたいです。小さい小判のような物や、金のつぶ、金細工などが展示されていました。
ゆっくりと、そこを見てから実際の遺跡に向かいます。

一乗谷川という足羽川の支流沿いに車を走らせます。どんどん山奥に入って行きます(笑)。

お城自体は山頂にあり、今回は登りません(エヌは行きたそうだった(笑))でしたが、川沿いに存在していた所謂城下町の遺跡を見て回るのです。

最初に車を停めたのは、下城戸という城門にあたる存在。巨石で土塁を築いてあります。45t以上というから凄いですね。

その脇に、何故かホタルの繁殖実験施設がありましたが、水は綺麗で豊かそうだったので、ホタルには好い環境なのかも知れません。

続いて、何やら道路脇の遺跡らしい物を横目で見ながら入口を探して走ります。入口は一番奥にありました。

切符を渡して入場。目の前に、城下町の遺跡が広がります。
といっても、殆どは平地に残った家屋の礎石だけなんですが、一部、通りと一列に並んだ家屋が何軒か復元されていました。

家の入口に暖簾がかかっていて、米屋とか染物屋とか鍛冶屋とか判るようになっています。
家の中には、それらしい小道具が幾つか。

通りの真ん中辺りに、当時の衣装にコスプ・・・扮した方が3人。モグラ達の前を行く団体さんと一緒に写真を撮られていました。
地元の観光協会の方でしょうか(笑)。

復元された町並みの最後の辺りで、一人のおばさんがお茶と饅頭を売っていました。
中で座ってビデオが見られるというので、ちょっと休憩。

それから道路に出て川を渡り、向こう岸へ。そちらには、領主である朝倉氏の館群があるのです。

残念ながら、正門は復旧工事中で入れなかったので、大回りして横手から入ります。

モグラは、この時「この平場を見て終わりだろう」と軽く考えていたのですが、遺跡とエヌを甘く見ていました。

ここから山登りが始まるのです(笑)。

続く
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