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2021年12月19日23:16

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うどん列伝☆３６７　洗面器級釜上げからの四国別格二十霊場１０番札所から１２番札所マイカー移動のプチ遍路☆彡愛媛篇３

１２月１９日１８時１０分発表（１２月１８日土曜日分）の新型コロナ全国新規感染者は１７７人。
香川県の新型コロナ新規感染者は、１１月１４日から３６日間報告なしで累計人数は４７０２人をキープですが、オミクロン株感染疑いの人と接触のある県内在住の人は１１人となっています。いずれも症状なく陰性判定とのことですが、県が確保した宿泊療養施設に入所しています。

さて、朝１０時時点で小雨な本日は１１月１５日以来の四国別格二十霊場参拝に向けて愛媛県西条市を目指します。
ちなみに愛媛の新型コロナ新規感染者も２４日連続で確認されていません！

愛媛に入る前に今回も観音寺市で昼うどんとします。今回チョイスしたのは仁尾の「瀬戸内ゲストハウスタイヨウとうみ」で紹介をいただいていた「かじまや」。
１１時半くらいに着きましたが、外まで待つ客の列ができていて駐車場も一杯で、すぐには停められませんでした。

１２時前に入店。１９７６年創業の昭和レトロな店内に安心感を覚えます。
ここは席までお茶を持ってきてくれて注文も取りにくれるレストランタイプのフルサービスの店です。注文は身体も冷えているし、イチオシの釜揚げでしょう。しかも大で(^-^;
若い女性店員さんが「三玉ですが、大丈夫ですか？」と大が二玉（新しい店は大が一玉半か二玉が多い）と勘違いしていないか一玉が大きい店では、ありがちの質問をしてきます。もちろんＹＥＳですっ！
店員さん「釜上げ（店の表記はこれ！）大（５５０円税込）一つですぅ～。」

釜から揚がるまでは１０分弱はかかるので、セルフで皿に取れるおでん（各１００円税込）のチクワとコンブをかじりながら待ちます。

来たのは洗面器位の丼に入った釜揚げうどん！ネギやおろし生姜の薬味もしっかりあります。
後から調べると一玉は２５０ｇ、三玉で７５０ｇと破格のボリュームでした。

しかし独特なヌメリのある釜抜き麺に絡まるイリコ（煮干し）ベースの漬け出汁は刺身醤油を使っていて、まったりした甘みに手が止まりません。癖になる味わいであっさり完食。旨すぎです。でも夜は控えねば！！

出るときに見る外観も何だか懐かしい風合いで穴場の店と言うのはこういった店を言うんだと再認識しました。

愛媛県入りしてからガソリンがE線を切りかけたので一旦高速から降りて給油。

その後はノンストップで西条市の山中に入って行きます。
着いたお寺は四国別格二十霊場の１０番札所・西山興隆寺。駐車場は無料。
９番札所・文殊院からは３９．６km離れた位置にあります。
紅葉で有名ですが、さすがに散ってしまってます。地元で採れた農作物を無人販売しているのに心が和みます。

赤い橋が見えて、童子のお迎えにて入山。

仁王門まで結構な石段が続きます。ようやく、くぐると・・・

さらに石段が続き、千年杉の古株に出会います。

まだまだ続く石段の途中で見る風景に山深さを感じます。
うぅ・・・運動が足りないのか寒い・・・

四国不動三十六霊場の一つでもあるのですね！四国不動をまわる機会があったら再訪するかも？

六角堂は市指定文化財となっています。そして聖天堂。

本堂は重要文化財で本尊は千手千眼観世音菩薩。

志納金のお願いがありましたので、お賽銭の他に納めました。

大師堂。背後の三重塔が圧巻。

全体像がこちら！県指定文化財になってます。

本堂右側の納経所にて念珠📿の男珠（３００円）の１０個目とおみくじ（１００円）を頂きました。今回は小吉でございました。

次の同市の１１番札所・生木地蔵（いききじぞう）まで４．２km。駐車場は無料。
ちょうどご住職がコンプレッサーで枯葉を飛ばしてました。
伝承によれば、弘法大師空海が巡錫の折、四尾山の麓で仮寝をした際、楠の大木に童子が現れたのだそう。これに霊感を得た空海が、その楠に一夜で地蔵菩薩を刻みました。しかし天邪鬼が鶏の鳴き真似をしたので夜が明けたと思った空海は地蔵の片耳を刻み残したまま立ち去ったといわれています。
その楠がこれだそうですが、だいぶ昔に倒木して枯れ死してます。

大師堂でお参りして、

先ほどの倒木したクスノキに彫られた生木地蔵菩薩を本尊とした本堂。
黙々と枯葉を飛ばすばかりで１１個目の念珠📿（３００円）を貰う際にも愛想のない住職。まあ、いいでしょう。

次の四国中央市土居町の１２番札・延命寺まで３９．７km。駐車場は無料。

通称・いざり松（誓いの松）。
空海手植え伝説の松があって「土居のいざり松」と呼ばれていました。明治時代には枝が傘状に東西３０m・南北２０mに広がっていたそう。しかし１９６８年末に枯死し、現在は幹だけが横たわり往時を偲ばせています。

納経所に行こうと思ったら掃除機をご住職がかけていたので・・・

先に本堂へ！本尊は延命地蔵菩薩。

大師堂は納経所と一緒で中にある様子。歌旅納経所へ！
掃除は終わっていて、１２個目の念珠📿（３００円）を頂く際も気さくに話しかけてくれ、大師堂をお参り後に去る際も「良いお年を！」と声掛けしてくれました。
お寺はサービス業ではないとはいえ、こんな人の交流はいいものです。

門前の商店街も昭和の残光が感じられました。

さて、本日の四国別格霊場お遍路はここまで！
四国八十八ヶ所霊場と合わせると、これで区切りの１００寺になりました。煩悩をやっつけるまであと末広がりの８寺ですね(笑)

ここから同じ四国中央市ですが、さらに東の川之江町にある宿まで移動します。
１２年前に訪れたことがある川之江栄町商店街アーケード近くにあって、あんなにアーケードに車で入ることに否定派だった私がナビに釣られて入ってしまいました＿|￣|○