■おじさん構文「〜カナ?」でわかる“実は繊細なおじさん心理”。日本語学者が解説
(日刊SPA! - 12月17日 09:02)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=81&from=diary&id=6780665
文章の書き方は、小さい頃に親に散々叩き込まれたので「読点は1文に1つ、多くても2つ以下に抑える」とか「長文は一息で話せる程度の長さで止める」とか読みやすさを心がけるってのは徹底的に仕込まれたもんデス。
え? ちゃんと守ってないじゃんって? そりゃあ、時と場合によって文章表現だってまちまちですがな。一概にルール通りにはなりませんことよ。君チャンも、その辺、自由に描きたくなることだって、あるカナ?
…ネット上の文章がやたら長いのもおじさん構文の特徴だったっけ。むぅ。
よし、これからは気味悪がられないために映画の感想文も「スキ」「普通」「ダメ」と簡潔明瞭に読みやすくしてみようか。それだと書く方も楽〜…
………
……
…なんだけど、そうするとすぐ「インド映画ファンって、語彙の少ない頭悪い奴が多いね」とか喧嘩売ってくる奴がいるからなあ。ネット怖い。ああ怖い。怖いから、そんなこと気にせずにマイペースに長々語るダワヨ!!!!! カカッテコイヤコラー(`・ω・´)フンス!
Tees Maar Khan (30人殺しの大ボラ吹き) 2010年 131分
主演 アクシャイ・クマール & カトリーナ・カイフ
監督/振付 ファラー・カーン
"史上最大の騙し合い、開幕"
https://www.youtube.com/watch?v=hMWfQsIbtWc
パリで逮捕された国際的な盗賊TMK(ティース・マール・カーン。本名タブリーズ・ミルザー・カーン)は、母親のお腹の中にいた時からの根っからの義賊。金持ちしか狙わない彼を、世間は"ロビンフッド"と呼ぶ。
口八丁と器用な手先の技、その変装術ですぐに警察を煙に巻いたTMKは、ムンバイの仲間たちと合流すると50億ルピーの財宝を護送する列車を強奪する"インドの財宝"計画を始動する。彼は、列車の通り道であるドゥリヤ村に映画撮影隊と称して来訪。村人たちや女優志望の恋人アーニヤ・カーン、ハリウッド進出を夢見る落ち目のスター アーティシュ・カプールを使って偽の映画撮影を隠れ蓑に財宝強奪計画を進めようとする…のだが、準備万端整った時になって「列車の到着が1週間遅れる」と連絡が入ってきたからさあ大変!!
OP Tees Maar Khan (大ボラ吹き)
https://www.youtube.com/watch?v=8eqcLbx6jwI
*ワンス・アポン・ア・タイム・ラ・ラ・ランド♪
TMKは「ラ・ラ・ランド」を先取りしていたのだ!!w
タイトルは、主人公の通称名。ヒンディー語(インドの連邦公用語。主に北インド圏の言語。その娯楽映画界を、俗にボリウッドと呼ぶ)で「30人殺しのカーン」。ここではさらに転じて「大ボラ吹き」の意でもある? 略称「TMK」。
用語としては、名君として知られ33頭の虎を殺したことで有名な、第9代ニザーム藩王マフブーブ・アリー・カーン(別名アーサフ・ジャー6世。1866生〜1911没)の称号としても有名な名前なんだそう。
シャー・ルク・カーン主演作しか監督しない、と公言していたファラー・カーンがシャー・ルクではなく、アクシャイ・クマールを迎えて撮った監督作第3作で(しかし、本作の災害級興行不振でアクシャイとファラーの間に亀裂が入ったと報じられてしまっている…)、1966年の伊英合作映画「紳士泥棒 / 大ゴールデン作戦(Caccia alla volpe / 英題 After the Fox)」の公式リメイク作。
本作は、ファラー・カーン監督の夫シリーシュ・クンデールがプロデューサー兼脚色兼音楽監督兼作詞兼編集についてたりする。シリーシュ自身は、本作の続編構想があると公言していたものの、本作と同じくアクシャイを主演に迎えた12年の彼の2本目の監督作「Joker」が同じような災害級興行不振となった事で、アクシャイ側からオファーを断られて企画凍結されてるそうな。
1955年の同名ヒンディー語映画、1963年の同名パキスタン映画とは別物。
まあ、なんというか…これがあの大ヒット作「俺がここにいるから(Main Hoon Na)」「恋する輪廻(Om Shanti Om)」を撮ったファラー監督作かね、っていうくらいスキだらけ穴だらけのコメディ劇。ツッコミ役がいないままボケ倒す芝居が、最初から最後まで延々と続くしょーもなさが、そのハイテンション具合で味になってたりすればまだいいんだけどさあ…な、冗長な展開ばかりで、そりゃあ客もつかなかったわけよって感じ。
多数の大物ゲスト出演、数々の過去の映画ネタ(ボリウッド、ハリウッドを問わず)、インドの歴史ネタも盛り込むあたりは過去のファラー監督作と共通のノリ。ボリウッド1の振付師でもあるファラー作品らしく、ミュージカルシーンの完成度は本編よりも格段のレベルを維持しているわけだけど、そうであればあるほど、本編のしょーもなさが際立ってしまい、 ボリ的コメディの作り方はなんでいつもムリクリなんだろう…とか、余計なことばっか考えてしまいますことよ。なんと言うか、夫シリーシュのやりたい事を、自分の名前を貸して映画の中で実現させようとでもしたんやろか…とか変な深読みをしてしまいますことよ。
ま、気づけなかっただけで、色々濃いいパロディネタとかふんだんに入ってる気もするんで、その辺は今後の勉強ですわあ(ハリウッド作品ネタは、まだわかるっちゃわかるけど)。
基本的に登場人物全員ボケ役のコメディ演技しかしない映画なんだけど、主役TMK演じるアクシャイは、本作公開の10年は大ヒットコメディ「Housefull(ハウスフル)」を始めコメディ系主人公ばかり演じてた時期だったよう。でも、やっぱこの人の魅力ってシリアス寄りの演技してた時に見せる身体のキレの良さとか、コミカルぶりつつかいま見える眼光の鋭さとかな感じもするんで、コメディ映画にも多数出演する人気ぶりはわかってても、そっち系の演技はなんか無理してるように感じてしまう自分がいてね…。まあ、当時は大ヒット作を欲して色々迷走してる時期だったようですが。
そうは言っても、本作のようにずっとハイテンションなボケ役演技を求められれば、それにしっかり応じられる技量を見せつけてる姿も貫禄もの。本編中、決める時はしっかり決めるカッコ良さもしっかり画面に刻みつけてるプロ根性は、なにをなくともチェックすべきポイント、かもしれな…い?
挿入歌 Sheila Ki Jawani ([我が名はシーラ] シーラは貴方を虜にするわ)
https://www.youtube.com/watch?v=ZTmF2v59CtI
挿入歌 Wallah Re Wallah (神よ [見よ、あの永遠なる美女を])
https://www.youtube.com/watch?v=EchqQjMHwqo
挿入歌 Badey Dilwala (彼は、大いなる心 [全ての鍵を開けることが出来るんだ])
https://www.youtube.com/watch?v=S9e0lzAzPP4
プロモ映像 Tees Maar Khan remix ver.
https://www.youtube.com/watch?v=4lVyUfr8z4I
ED Happy Ending (ハッピー・エンディング)
https://www.youtube.com/watch?v=NSBGYFFw6pA
*ファラー監督作恒例の、スタッフ総出演のエンディングテーマ。その中で何回も出てくる夫シリーシュ・クンデールの活躍(?)が目立つこと目立つこと…w
受賞歴
2010 BIG Star Entertainment Awards エンターテイナー女性歌手賞(スニーディー・チャウハン / Sheila Ki Jawani)
2011 Zee Cine Awards 振付賞(ファラー・カーン / Sheila Ki Jawani )
2011 Filmfare Awards 女性プレイバックシンガー賞(スニーディー・チャウハン / Sheila Ki Jawani / 【Dabangg】のMunni Badnaam Huiとともに)・振付賞(ファラー・カーン / Sheila Ki Jawani )
2011 Screen Awards 読者選出人気女優賞(カトリーナ・カイフ / 【Raajneeti】とともに)
2011 ETC Bollywood Business Awards 最高収益女優賞(カトリーナ・カイフ / 【Raajneeti】とともに)
2011 Mirchi Music Awards リスナー選出ソング・オブ・ジ・イヤー賞(スニーディー・チャウハン / Sheila Ki Jawani)
2011 Bollywood Hungama Surfers’ Choice Music Awards ミュージックビデオ賞(Sheila Ki Jawani)
2011 Global Indian Music Awards 女性プレイバックシンガー賞(スニーディー・チャウハン / Sheila Ki Jawani)
Apsara Film & Television Producers Guild Awards 女性プレイバックシンガー賞(スニーディー・チャウハン / Sheila Ki Jawani)
・本作監督ファラー・カーンの監督デビュー作となる傑作「俺がここにいるから(Main Hoon Na)」はこちら
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1895129212&owner_id=3570727
・本作監督ファラー・カーンの2作目の監督作となる大ヒット作「恋する輪廻(Om Shanti Om)」はこちら
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1202065907&owner_id=3570727
・本作主演アクシャイ・クマールの主演作となるマルチスター・コメディ「Housefull(ハウスフル)」はこちら
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1824776959&owner_id=3570727
・Tees Maar Khan を一言で斬る!
「映画一本で撮影場所の村の観光があんなに潤うんじゃ、そりゃみんなインド映画を誘致したがりますわなあ(本当に潤うなら、ネ)」
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