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2021年12月15日17:50

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恵比寿ルルティモ寄席 2021

「恵比寿ルルティモ寄席 2021」
恵比寿ガーデンホール
指定席4100円(1ドリンク付き)

行ってきましたー!

ネタ出し、固定4人の会。

「元犬」古今亭まめ菊
「二番煎じ」三遊亭兼好
「浜野矩随」春風亭一之輔
仲入り
「死神」桃月庵白酒
「妾馬」橘家文蔵

19時開演、15分仲入り、終演22時18分。
だいたい皆40分、文蔵さんが50分弱、ってとこでしょうか。
今年落語聞いてないので、たっぷりがうれしい。

18時過ぎに恵比寿について、この時期いつものバカラシャンデリアを見て、
美しい月を眺めて、会場に。

私はエビスビール、旦那Tはスパークリングワインをいただきつつ、のんびり。
早い時間はいつもより年齢層高くない?と噂していたのですが、開演近くなると、お若い方々もわらわらといらっしゃいました。
久々の落語、やっぱりライブとは違うなー、そうそうこういう感じ、と思い出す。

「元犬」古今亭まめ菊
菊之丞さんのお弟子さんとのこと。
小柄な女性。淀みなく威勢良くきっちりと。
舞妓さんみたいなかわいいお名前つけてもらってよいね。

「二番煎じ」三遊亭兼好
最高の一番バッター。
脳が起きる声で明るく始まった。
終演が遅いこの会について「私は最後まで残りますが、一之輔さん、白酒さんはすぐ帰ると思います。その姿勢をお客様も感じて、高座を見ていただきたい」と。わはは。
月番さんのいたずらや、幼馴染みのおおみやさん(たしか)とのやりとりがおもろい。
声がよく通るから歌も気持ちいいし、火の用心にまわる冬の外の寒さが、この日にぴったり。

「浜野矩随」春風亭一之輔
だらだら入ってきた。
「お風呂掃除しなきゃいけないんで」。わはは。
マクラは、ガーデンプレイスのバカラシャンデリア。カップルが見てる。数年前まで上から唾落としてやった。上も気にしなきゃいけない。油断している。バカラ見てるのも綺麗だねで終わってる。作ってる人のことを考えてない。バカラってロレーヌ地方で作ってるんですって。どうせ田舎でしょ。
から、馬鹿等村でガラス職人を親にもつロベール一家の話。ズーズー弁。「浜野矩随」の前日譚のようなやつ。めっちゃおもろかった。ようあんなにスムーズに口からでまかせで話せるな〜。
そこから、本編。
内容は重い噺なのですが、定吉と「かっぱたぬき」に焦点が当たってるおもろ噺になってた。

仲入り

「死神」桃月庵白酒
桃色長着と羽織。
一段とまるまるしている。
恵比寿での落語会や、かつての談志の一人会は当日券が出ていたから今はいいってことや、興行主によりえげつない中抜きされていたことや、コロナ禍で仕事減ったがもともと儲けようともしてないし楽したいからまあよしとか、HISとか(早いな)。いつの時代も先はわからないから不安はあるってマクラから。
ギャンブルでお金ないからどうしよ、あ、死のう、高いとこから落ちれば途中で気を失うらしいし、あ、橋がある、あそこから飛び込んで死のう。
って、軽ーい男が死のうとすると、横から「死んじゃダメー!生きようよ!!」と引き止める太った男。それが死神。死ぬのを必死で止めるいい人。「そんな太った死神はいない」という男に「圓生の死神聞きすぎ。死神だっていろいろいる。というかむしろ寿命の人を導く導き神。まだ寿命じゃないから死んじゃダメーー」という死神。人間より死神の方が真っ当。わはは。
かごめかごめで布団をくるくるした隙に死神消しちゃう。
呪文は「アジャラカモクレン オミクロン カラダニヨサソウ」
(オミクロンって名前がいいものみたいな響きでどうかと思うということをマクラで言っていた)
消えそうな男の蝋燭に、消えたてで蝋が流れ出て迫ってくるのが川柳、そこに円丈の蝋も。わはは。消えそうな蝋燭からうまく移し替えもできて、くしゃみをするも消えない。見てるこっちは、ちょっとハラハラしてる。けど、流れた蝋が手に触れたのか、あつっ、って言った瞬間消えた。白酒さん、もうお辞儀してる。
おもしろーーーい!!

「妾馬」橘家文蔵
静かなリズムで淡々と始まった。
文蔵さんの見た目が八五郎になる。口調も江戸っ子でどういう人かがよくわかる。
都々逸の声がいい調子。
三太夫とのやりとりがおちゃらけていて楽しい。


いやあ、白酒さんの「死神」めっちゃおもろい。
なんというか、死ぬのが怖くなくなったというか、生き死になんてそんなもんやな、って思いました。

「妾馬」も「二番煎じ」も美味しそうにお酒を飲んでいたこともあるのか、うちに帰って、すぐに熱燗をいただきました。スーパーで半額のお稲荷さんとともに。ああ、美味し。




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