ティグレ人勢力、ラリベラ再占領　のメモ

エチオピア反政府勢力、世界遺産都市ラリベラ奪還
https://news.yahoo.co.jp/articles/9c3f40d84a6b60740d46446bfc50c70a8ba9739e

・隣国エリトリアと組んだエチオピア政府軍は、ティグレ州に侵攻。州都を占領し、武装勢力を山岳地帯に追い込む。
・武装勢力による反撃が始まり、政府軍はティグレ州から撤退。政府側は停戦を主張するが、武装勢力側はこれを拒否。アビー首相の支持基盤であるアムハラ州へ、武装勢力が逆侵攻を開始する。

・８月。アムハラ州の幹線道路上にある世界遺産都市ラリベラとガシェナを、武装勢力が占拠。
・１１月。首都アジスアベバまで数百キロのところにある交通の要衝、デセとコンボルチャを占拠。アジスアベバのあるオロモ州の反政府武装勢力と同盟を結び、アジスアベバ侵攻をうかがう。

・首都侵攻の可能性が高まる中、アビー首相は徹底抗戦を主張し、国民に決起を呼びかけ。さらにトルコから軍事ドローンを購入し、戦闘に備える。

・１２月。アビー首相による前線指揮の下、政府軍が総攻撃。まず後方のラリベラとガシェナを奪還し、その後にデセとコンボルチャを奪還。武装勢力をティグレ州まで追い返し、ひとまず首都侵攻の危機を脱する。これに対しティグレ側は「戦略的撤退だった」と主張。
・１２月第２週。武装勢力による反撃が始まり、ラリベラとガシェナが再占領される。

こうしてあっさりとラリベラとガシェナを取り返したのだから、武装勢力の主張した戦略的撤退云々は　決して負け惜しみではなかったのだなと。他所のブログで「武装勢力は、長く伸びた補給線をドローンに狙われた」みたいな見方されていたけれど、たしかに納得できる話ではある。