無言歌は続く

　今宵一枚目の音楽は　マーラー
　1)交響曲第5番嬰ハ短調
　2)交響曲第6番イ短調「悲劇的」

　ロリン・マゼール / ウィーン・フィル / 90DC 100-102
　1982年　つまり当時9000円のCD 高いね　でも美しい音色だ


　マゼール/ウィーン・フィル　　交響曲５番といえば　４楽章の＜アダージェット＞を思い浮かべる方が多いほど有名で　（マーラーといえば　この曲が最も有名かな？）　マーラーの交響曲の中でも　最もポピュラー曲であると思う

　交響曲６番＜悲劇的＞　はっきり言って　１楽章の冒頭から迫力に圧倒される　この「音の洪水」によって興奮せずにはいられない


　サニーレタスとたまレタスの定植　サニーレタスはもう食べゴロだが　玉レタスはまだたまになりきらず　冬から春にかけて十分だろう　のち隣町の農家のお店にお買い物　柿の肥料　8 0 8 三体に　他の要素の入った肥料を混淆して畑に　ちなみに　8 0 8 と云うのは　肥料の成分　窒素・リン酸・カリ　この肥料は真ん中のリン酸なし　もう一つがクドとかマグネシウム　等々　色々入っているもの　畑のおいておく　昼になる

　昼はラーメン　味噌ラーメン　麺は一人１００グラムもない　野菜炒めをちょびっと　野菜と言ってもケール中心　それに青パパイヤ　炒めてみた　食べ方がよくわからん　のど自慢を見たような見なかったような

　母の着替えを手伝ったりしたので2時近く　柿ばたけで肥料を与える　柿の木の左右にあシャベルで穴を掘って肥料を投入　春の肥料を空いている柿の木の南側と北側に同じように施肥をする予定　古い木に付着している苔やカスを釜で取り除く　大根の皮むきに近い

　3時ごろに帰宅　暴れん坊将軍もないので録画してあった古い水戸黄門さんを見る　西村さんの水戸黄門　おぎんも飛猿も若いね　その後やはり録画してあった古い水戸黄門を見る　月形龍之介の水戸黄門　貫禄がありすぎ　途中まで　色々と雑用ありて今夜一人でゆっくり見る予定　

　夕飯にケールと白菜の歯の寄せ鍋　しゃけを一切れに肉団子二つ　シュウマイ一つを半分こ　他にんじん等　最後にたくさんある柚子をスライスして鍋の上に並べて火を止める　蓋をしてしばらくして食べたが　うまいね　柚子はこうしても恰別うまくなる鍋だね　そして輪切りにした柚子もうまい


　今日は福沢諭吉の生まれたひだ　著名な「学問のすすめ」　読んでいない人の方が多いのかな　　

　　学問のすすめ　　　福沢諭吉　青空文庫より


「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」と言えり。されば天より人を生ずるには、万人は万人みな同じ位にして、生まれながら貴賤きせん上下の差別なく、万物の霊たる身と心との働きをもって天地の間にあるよろずの物を資とり、もって衣食住の用を達し、自由自在、互いに人の妨げをなさずしておのおの安楽にこの世を渡らしめ給うの趣意なり。されども今、広くこの人間世界を見渡すに、かしこき人あり、おろかなる人あり、貧しきもあり、富めるもあり、貴人もあり、下人もありて、その有様雲と泥どろとの相違あるに似たるはなんぞや。その次第はなはだ明らかなり。『実語教じつごきょう』に、「人学ばざれば智なし、智なき者は愚人なり」とあり。されば賢人と愚人との別は学ぶと学ばざるとによりてできるものなり。また世の中にむずかしき仕事もあり、やすき仕事もあり。そのむずかしき仕事をする者を身分重き人と名づけ、やすき仕事をする者を身分軽き人という。すべて心を用い、心配する仕事はむずかしくして、手足を用うる力役りきえきはやすし。ゆえに医者、学者、政府の役人、または大なる商売をする町人、あまたの奉公人を召し使う大百姓などは、身分重くして貴き者と言うべし。


　　私が格別好きなのは五篇


　概してこれを言えば、古いにしえの政府は力を用い、今の政府は力と智とを用ゆ。古の政府は民を御するの術に乏しく、今の政府はこれに富めり。古の政府は民の力を挫くじき、今の政府はその心を奪う。古の政府は民の外を犯し、今の政府はその内を制す。古の民は政府を視みること鬼のごとくし、今の民はこれを視ること神のごとくす。古の民は政府を恐れ、今の民は政府を拝む。この勢いに乗じて事の轍てつを改むることなくば、政府にて一事を起こせば文明の形はしだいに具わるに似たれども、人民にはまさしく一段の気力を失い文明の精神はしだいに衰うるのみ。


　文明論之概略　　これも併せて読むといいと思うがね　岩波新書だと解説付き