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2021年12月01日22:21

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オリバー

10/24(日)東急シアターオーブへ行ってきました。

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もう一カ月以上前の事ですがあせあせ(飛び散る汗)
どの役も、ダブルキャストだったり、クワトロキャストだったりで、
一体、どの組み合わせで見るか、悩みました。
でも、どうしても、見たいのは、市村さんとspiさんの回だったので、
それに加えて、行ける日となると、更に減るふらふら

この日のキャストは、この方々。

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オリバーを見る前に、何ヵ月か前に、ケーブルテレビで映画「オリバー」をやっていたので、見たのですが、主役の男の子の声が、まるで天使のような声で…
その子が、まさか、「小さな恋のメロディ」の男の子だったマーク・レスターだとは目
もっとも、「小さな恋のメロディ」を見た事はないのですがあせあせ

今回、市村さんは、イメージ通り、ちょっと面白くて、子供を使ってスリを働くような、
ずるい大人で、器の小さな奴なんだけど、どこか憎めない。
子供たちに対しての態度も、子供たちもなついているから、
ある意味、本当に優しい心は持っているんだと思う。
そう、プロデューサーがキャメロン・マッキントッシュだし、
「ミス・サイゴン」のエンジニアにも通じる要素が沢山あるんだよね。

一方、ソニンさん演じるナンシーは、もう元気いっぱい。
お互い、恵まれない境遇の中、生き抜いてきたビルとは、恋人というより同志みたいな雰囲気がした。
オリバーに対しての気持ちは、母親というよりは、大きいお姉さんって感じがした。
そして、ビルに対しては、怒らせないようにビクビクしてる所もあるけれど、
オリバーを助けたい気持ち、自分が信じる、人としてあるべき道を選んだがために、
哀しい最期をむかえる。
そのシーンは、見えないんだけど、「そんな目で見るな!」(確かそうだったはずあせあせ(飛び散る汗))とビルが言いながら、打ちつけるたんだと思うと、あまりにもむごい。

spiさん演じるビルは、まぁ、怖い事げっそり
「寄らば切るぞ」くらいの勢いだし、目つきがとにかく怖い。
体も大きいから、子供にとったら、相当怖いと思う。

演出家に、稽古場では、あまり子供と接しないように言われたらしく、
公演が始まってから、ようやく話しかけたと、イベントで話してました。

ビルは、不幸な生い立ちゆえに、社会も人も、ナンシーに対してさえ、信じきれない感じが漂っていた。
自分の行くべき道を邪魔する奴は、誰であっても許さないという、
心が、トゲでおおわれているように見えた。

そうそう、この日はチケットを買って、しばらくしてから
イベントが決まって、ラッキーでしたるんるん

それは、舞台装置デモンストレーションイベント。
舞台監督さんの解説付きで、色々動かしてみせてくれたんです。
そして、スペシャルゲストとして、spiさんが登場。

spiさんは、服のあちこちに、どれだけ盗んだものを仕込んでるのか見せてくれて、
服の重量も相当なもので、何キロって言ってたかなぁ〜
ハッキリ覚えて無いけど、8キロくらい?もっとだったか…
それと、物を取りだしやすいように、クリアファイルをボケットに入れて、引っかからないようにしたりだとか、ダブルキャストの原さんのアイディアで、うーんと…
手袋だったか、いや、靴下だったか…何かに細工をしたとか(覚えてなくて、すみませんがく〜(落胆した顔)
手品の種明かしのように、教えてくれました。

この日のオリバーは、越永君。
とても、小柄で、か弱そうに見えるオリバーで、引っ込み思案にも見えて、
周りが助けてあげずにはいられない風情。
声は、透き通るような声でしたぴかぴか(新しい)

一方、ドジャー役の酒井君は、映画でみたドジャー同様、
ポジティブで、兄貴って感じがして、陽気なオーラがいっぱい。
どんな環境であっても、前を向いて、力強く生きていこうとする様子は、
見ていて、とても元気づけられるわーい(嬉しい顔)

ミスターサワベリーの鈴木さんと、ミセスサワベリーの伊藤さんは、
「レミゼラブル」のテナルディエ夫妻を彷彿させる。

子供たちとアンサンブルの歌い踊るシーンは、圧巻ですね。
とにかく元気いっぱいだし、喜びと希望に満ちてる感じがする。

酒場で、ナンシーがみんなと歌い踊るシーンも、
どん底で生活が苦しくても、お酒を飲んで憂さを晴らして、
日々を生き抜いていく人達の強さを感じる。
くよくよしたって、始まらない。とにかく生きていかなくちゃという強さ。
どんな風に生きても、1日は1日。
ふつふつと、何かが湧き上がってくる感じがしました。

言い忘れました。
舞台監督さんのお話で、確か一番大きなコンテナで14個分?を2ヵ月かけて
船で運んできたそうです、舞台装置を。
そして、その舞台装置を動かす様子をみせてくれたのですが、
「○○、××に、GO!」という掛け声で、動かしていたりする。
自動の機械式も一部あるけれど、手動もあるとか…
とにかく、見ていると、それがずれたら、舞台の景色がかわってきてしまうし、
しみじみ、まさに裏方さんあっての、舞台だと思いました。
普段見る事ができないから、見て聞いていて、面白かったです。

どうりで、色々な企業が組まないと、そうそう簡単には上演できない作品です。
舞台装置も、キャストも、何もかもが大がかり。

小さなお子さんも観客に多かったし、子供たちの笑い声も聞こえた。
子供たちは、これを見て、何をどう感じるんだろう。
ちょっと聞いてみたい気がしました。
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