『我が心の香港〜映画監督アン・ホイ』

『我が心の香港〜映画監督アン・ホイ』
大阪　第七藝術劇場　11月13日より
京都　京都シネマ　　12月24日より
神戸　元町映画館　近日公開
『客途秋恨』(1990年)『女人、四十。』(1995年)など広い作風で
様々なジャンルの映画を撮り続ける香港映画の巨匠アン・ホイ。
キン・フーに弟子入りし、ロンドンで海外の映画表現を学び
80年代以降、ツイ・ハークやパトリック・タムらと「香港ニューウェーブ」
の旗手として香港映画の発展に大きな貢献を果たしてきた。
私生活では母親の厳しさに反目し、大人になってから
父は中国人、母親は日本人と知る。1947年、中国に生まれたホイは、
52年に家族で香港に移住。女性監督のレッテルや差別に苦しみ、
母を介護する慎ましやかな日常生活、戦う映画人としての顔、
クリエイターとして悩み苦しむ姿、健康への不安、
何よりも香港への思いと天命として撮り続ける
気迫に満ちた撮影風景など、40年に及ぶキャリアで
今は巨匠と呼ばれる女性監督の素顔と
映画人生を追ったドキュメンタリー。
監督は「君のいた永遠（とき）」の美術・衣装デザイナー
を務め、本作がデビュー作となったマン・リムチョン監督。
アンディ・ラウ、シルビア・チャン、ホウ・シャオシェン、
フルーツ・チャン、ナンサン・シー、 ツイ・ハーク、
ティエン・チュアンチュアンなど香港映画の
そうそうたるメンバーが赤裸々に彼女を語る。
ひたむきさと真剣さと不器用さに頭が下がる。
映画を愛する人たちにお勧めのスクリーンのあっち側の
ドラマである。

公式サイト　http://www.pan-dora.co.jp/kokoro_hongkong/