『フリー・ガイ』 2021年81作目 ☆☆☆★ MOVIX仙台
https://www.20thcenturystudios.jp/movies/freeguy
ゲームの中の背景キャラクター(モブキャラクター。モブキャラ)が「自我」を持って自由に行動する話。
粗筋を書いちゃうとネタバレになってしまうかもしん泣けど、「ゲームのキャラクターってプログラムどおりにしか動かないんだからバグなんじゃ?」と思ったのですが、ちゃんと答えがありました。
ゲームプログラマーが「成長するプログラム」だかAIを開発し、それを「うぇーい」な輩に騙されて奪われて、うぇーいな輩が盗んだ「成長するプログラム」だかを元にゲームを発表して、その中のモブキャラが自我を持った。て話。
自我を持っちゃうモブキャラがライアン・レイノルズで、強盗とか襲撃とかで遊ぶゲーム内で「悪事をしない」として自立して動き始める、
ゲーム会社としては「バグだ消せ」てなるんだけど、ゲームのプレイヤー、ユーザー達に悪事をしない「良い人」として人気が出ちゃう。
ゲーム会社の社長は「良い人」が気に入らないし、社長がプログラムを盗んだ「うぇーいな輩」で、元々のプログラマーがプログラムを取り戻そうと「良い人」とタッグを組む。
ゲーム内の描写は文字通り「ゲームチック」で楽しい。
ポイント稼いでアイテムゲットしたり、「何処から出したの?」てな感じでアイテム出したり、ゲームとしては当たり前の表現とかがリアルかつコミカルに描かれてる。
ライアン演じる「良い人」がゲーム内で頑張れば、ゲームの外ではプログラムを取り戻す為に「うぇーいな輩社長」とプログラマーが奮闘するんだけど、このうぇーいな輩社長がタイカ・ワイティ監督。
『ジョジョ・ラビット』の時の妄想ヒトラー並にイカレテる。
プログラマーとゲーム内のキャラのギャップとか、大本のプログラムの話とかもあるんだけど、ワイティ監督の怪演技、熱演がレイノルズのクールな演技と対照的で、「助演ワイティ監督でいいんじゃね?」な勢い。
何だかんだがあって、「このゲーム自体があのプログラムで起動してて、ゲーム内にプログラムが未だ残ってる」てなって、ゲーム内での最終対決になってうぇーいな輩社長が投入する「最終兵器」が只の馬鹿。
「プログラムが途中何で…」な理由で「台詞がアホ」。
「キメゼリフ」とか云う。ホントにプログラムの途中なんだ。アホでいいぞ。
ゲーム内の他のモブキャラが感化されて自我を持つようになったり、プレイヤー側が影響されたりと真面目? な側面もあってそれはそれで良いんだけど、ワイティ監督のイカレっぷりが凄かった。
ライアンの落ち着いた演技がキャラの良さを引き立ててました。
ゲームの世界が楽しいので、続編が観たいです。
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