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2021年11月09日14:33

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エターナルズ(Eternals)

 「アベンジャーズ」シリーズをはじめとしたマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)で知られるマーベル・スタジオが新たに送り出すヒーローチーム「エターナルズ」の活躍を、「ノマドランド」でアカデミー賞を受賞したクロエ・ジャオ監督が描くアクション大作。「アベンジャーズ エンドゲーム」後の世界を舞台に、これまで人知れず人類を守ってきたエターナルズが姿を現し、未曽有の危機に立ち向かう。遙かな昔から地球に存在し、7000年もの間、陰から人類を見守ってきたエターナルズ。最凶最悪の敵サノスによって半分が消滅させられた全宇宙の生命は、アベンジャーズの戦いによって復活したが、その時の強大なエネルギーによって新たな脅威が誕生し、地球に迫っていた。その脅威に立ち向かうべく、これまで身を潜めていたエターナルズが再び集結する。10年ぶりのアクション作品への出演となるアンジェリーナ・ジョリーをはじめ、「クレイジー・リッチ!」のジェンマ・チェン、「ゲーム・オブ・スローンズ」のリチャード・マッデン、キット・ハリントン、これがハリウッドデビューとなる「新感染 ファイナル・エクスプレス」のマ・ドンソクらが出演。(映画.comより)







<2021年11月7日 劇場鑑賞>



<ややネタバレ>

 アベンジャーズは好きで全部見てきたんですけど(詳細まで把握している自信はないのですが)、それでもこの作品は、わかりづらいお話でしたね。この世界観は、というか、アベンジャーズの話は、一応「エンドゲーム」できれいに終わっているのだから、もうやめてもよかったのでは。彼らがどんなに活躍しても、もう一段上から彼らを見ている”もっと超人”の奴らがいた、ということなんだな、とは思うのですが、そんなこと言い出したら話は無限にできてしまう気がする。で、もっとも驚いたのは、”死なない””老いない”彼らなのに、妙にリアルな”男”と”女”たちで、一昔前の恋愛映画みたいなスタイルで恋をするし、な、なんとsexシーンまであること!「えぇぇぇ!」と思いました。人間じゃないんですよね。

 大人になれない”永遠の少女”は、主人公のカップルに嫉妬し、闘いの女神セナ(アンジェリーナ・ジョリー)は強いストレスにより、時々自分を見失う。そんなセナには、張り手一発でゾンビ、いや違った、怪獣も倒すマ・ドンソクがパートナーとして寄り添います。常に彼女を見守り、優しく保護しているさまは、他のエターナルズが戦いやすい格好をしているのに、セナだけがひらひらのスカートのような恰好をしているのと相まって(女神は元々そういう格好をしているものなのかもしれんが)、”か弱く可愛らしい女性と彼女を優しく包む強い男”そのもので、すご〜く先の未来にいる特殊な生命体(?)の話のはずなのに、その古典的過ぎる価値観に、なんの話なのかと少し戸惑いました。ちなみにゲイカップルもいます。伴侶は一般人のようでしたが。

 話の設定はとても壮大なようなのですが、根本は「どんなにしてやっても争ってばかりいる人類はアホだ。生かしておく価値がない」とボスから抹殺の命が下った。自分は今までボスを盲目的に信じていたけれど、機会があって世界中を旅してみて、人間のいい面もたくさん見てきた。だから、やっぱり人間を絶滅させるべきではないと思う。ここは命令に反して戦うぞ!(サルマ・ハエック談)という、ある意味ドラえもんの映画みたいなお話なのだと思うのです。これに賛同するもの、ボスが正しいと思うもの、両派がが出てくる、そんな感じですね。

 こんな百万回見たようなお話に仕上げる必要が、今あったのか。元のコミックを知らないから、なんとも言えないのですが、なんか、腑に落ちないというか、キツネにつままれたような気分になったのでした。もちろん、私がわかってないだけという可能性もあるのですが。

 話に関係ないのですが、マ・ドンソクが「ドン・リー」という名前でクレジットされているのに驚きました。彼は韓国人ですが、こういう名前もありなのかしら。
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