mixiユーザー(id:9476074)

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2021年11月06日11:01

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リザーブ電源と出川式電源

両者は主にオーディオアンプのコンデンサインプット整流回路の改善に関するものだがその違いは、私には分からなかった。出川式電源は出願特許を結構読み込んだので概要は理解しているつもりだ。（本質は理解できていない）そこで、今回はリザーブ電源について少し調べてみた。

　リザーブ電源はコンデンサから負荷に放電していりときにサポートする回路。出川式電源はトランスからコンデンサに充電しているときにサポートする回路のようだ。分かりずらいので【写真】の図で説明すると「A」をサポートしているのが出川式電源で、「B」をサポートしているのがリザーブ電源のようだ。

　サポートしている期間(時間軸）が異なるので、両者の回路を統合すると世界一のオーディオ用電源になるのか？・・・私にはわかりません。

　リザーブ電源は1983年頃のNECのプリメインアンプに使われていたものだ。関連のサイトを見てみる。
http://www.niji.jp/home/k-nisi/a-10.html
『・・・通常のコンデンサインプット型電源では，ＡＣ電源が不連続な脈流であるために電流が流れていない時間が生じ，コンデンサの放電時に大出力を得ようとしても電源電圧が下がってしまうという欠点を持つことの注目し，コンデンサインプット型整流回路の充電電流が流れない時間を補うもう一つの電源部である「リザーブ電源」を搭載したものでした。「リザーブ電源」は，まずトランスレス整流して直流を取り出し，これをスイッチングして５０Ｈｚまたは６０Ｈｚのパルスにして，さらに位相を９０度ずらしたうえでもう一台の終段用の電源トランスに加え，通常の電源部の波の隙間を埋めるというもので，一種のパルス電源ともいえますが，その目的はかなり異なるものでした。また，・・・』

　当時の価格とは言え定価10万円のプリメインアンプでは材料費の負担が大きかったのでしょう。Ａ-１０Ⅱ以降では，この「リザーブ電源」は採用されなかったようです。

私が調べたところでは、上記リザーブ電源に関する出願は2件。
特開昭58-133168
特開昭58-058828
これから読みます。

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