mixiユーザー(id:12848274)

2021年11月02日13:24

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頑張ってと言う言葉

SNSにガン患者さんが、「頑張って」って言われることが負担だと言っていた。
そう、友人が書いていた。


病を持つ人、看取る人たちにによく言われる言葉だ。
末期の子供にいつも頑張ってって言っていた。だけど、もう、頑張らないで良いよと言ったら、ほっとした安らかな顔になったと。 


こういう言葉叩きを聞くたびに戸惑う。
こういう話をしたり顔に言うヤツもいる。障害は障碍、障がいと書くべきだとかナントカ。障害って言葉のハナシはともかく、

頑張って
に対して。

じゃあ、何って言えば良いんだろう。
もし、友達が、癌で、
お茶しようよって言う時、
何て言えば良いんだろう。頑張ってって言う言葉はダメ。じゃあ、積極的に戦った方が良いっていう話題は当然ダメだろう。諦めろも言えない。。。要するに、どう、言葉を選んでも突っ込まれてしまう。何も言えない。
本当に、一番、本人を傷つけるのは、沈黙だろう。
じゃあ、話を逸らすか。。。。その不自然さはもっと傷つけるはずだ。
こういう言葉叩きをされると、「良識ある」人は萎縮する。
一番良いのは、会わないことだ。


なぜか、昨今、こういったマナー至上主義が横行している。
人は、こういうマナー違反や、人を傷つけることを避けるために、どんどん消極的になっていく。道路で子供に声をかけようものなら、犯罪者だ。誰も、誰かとコミュニケーションしない社会が、実は最も危険なのに。

頑張ってね。。。そう、言うことが人を傷つけるとしたら、私たちは人と会うことすら、避けた方が無難ということになる。コロナで人と人との鎖が断ち切られてしまった後、こうやって、言葉狩りをしていくと、どんどん、繋がりは消えていく。本当は、そっちの方が辛いんじゃないだろうか。「頑張って」って声をかけられてしまう不快さより、誰も声をかける言葉を持たない方が。。。


本当は、「かんばって」って言うのは、一般の私たちにとっては自然な言葉だ。
にっこりと笑って、「がんばってね」
そこには、何か特定なものに、どうやって立ち向かいなさいというような、恣意性は無い。私も応援してるからという、エールだ。


いいじゃん。
一言二言で傷つけてしまったら、
三言四言。。。もっともっとたくさんの言葉を尽くして謝れば良い。
もう、言葉叩きはやめようよ





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