姪の赤ちゃんと両親に会う

2ヶ月くらい前に、母から「お父さんが前立腺ガンになった」と知らされて仰天し、すぐ実家に帰ろうとしたら「コロナだから帰ってくんな」と言われ。
静岡の姉と相談して、緊急事態宣言が明けたら帰ろうと話していたら、なんと両親が静岡までひ孫（私にとっては姪の子供）に会いに来るというではないですか。大丈夫なのか？！
詳しく病状など訊いてみたところ、父は昔から前立腺に持病があって、ガンになっても手術する必要はなくて、薬と注射で良くなるのだとか。
でも心配で心配で・・・とりあえずは姿を見なければ、と思って私も静岡まで飛んで行きました。

金曜日、朝っぱらから電車に揺られ（新幹線を使っても45分くらいしか短縮できないので在来線利用）、お昼過ぎに静岡着。父と母も程なく到着。父はスタスタ歩いてとっても元気そう。後ろを杖をついてヨロヨロ歩いて来る母（内臓は元気だが足腰が悪い）の方が弱っているように見える。
姉が迎えに来てくれたので、そのまま姪の家へ。

姪の赤ちゃん（もう1歳半なので赤ちゃんではないか）が、超〜可愛いくて。
SNSで動画など見ているぶんには、ここだけの話、いまひとつ可愛さが伝わってこなかったのですが、実際に会ってみるとそれはもう可愛くて可愛くて。
何が可愛いかって、ご飯やおやつを食べる時、一口食べるごとににま〜っと笑って、それはそれは美味しそうに食べるのです。ああ、その笑顔、たまらん。
最初は初めて会う人3人に囲まれて緊張気味でしたが、次第に慣れて寄って来るようになりました。興奮したらしく昼寝もしない。大はしゃぎで絶好調。
姪がこのくらいの年齢だった時も同じようにはしゃいでいたことを思い出しました。私が姪を肩車して立ち上がったら、姪の頭が鴨居にガツーンとヒット。やばっ！と思ったのですが大興奮状態の姪は泣きもせず満面の笑顔。痛くなかったのか？
そんなことを思い出しながらたっぷり5時間遊びましたが、楽しすぎてあっという間でした。

夜は姪の家の近所の和牛が美味しいお店へ。すき焼きやら和牛の串やら食べました。私は自由気ままにレバーとか鶏皮とか注文してしこたま食べました。ああ美味しかった。
姪の子供は白いご飯を味付けもなしにもりもり食べてました。姪とその旦那さんが交互に食べさせているのですがとても忙しそうで、二人はちゃんとご飯を食べられたかどうか、ちょっと心配になりました。赤ちゃんを育てるって大変だなあ。

そのあと姉にホテルに送ってもらいました。なんということのないビジネスホテルでしたが、快適でした。父は枕がとても合っていたらしく、朝、熟睡できた、この枕欲しいけど売ってないよなあ、などと言ってました。母は、父がいびきもかかずにあまりにも静かに寝ているので、夜中に不安になって呼吸しているか確かめたそうです(^^;
私はホテル裏口の外に設置された灰皿に何度か通ったのですが、その帰り、フロントの一角に無料のドリンクバーが設置してあるのを見つけたので、試しにメロンソーダを飲んでみたら無色透明の液体が出て来て、飲んでみたらただの炭酸水みたいな味がしました。メロンシロップ入れ忘れか？CCレモンは大丈夫でした。
ドリンクバーの近くのテーブルの上にはいろんなシャンプーが置いてあって、小さい紙コップに入れて部屋に持って行っていいですよということになっていました。
シャワーを浴びるときに、備え付けのはリンスインシャンプーだったので「あっなんかシャンプー持ってくればよかった」と思ったのですがもう遅い。リンスインシャンプーで洗ったらバサバサになりました。次また泊まることがあったら忘れないようにしよう。

寝る前に父が、治療法や詳しい病状など説明してくれて、どうやら本当に大丈夫そうなので、少し安心しました。
お正月に帰ろうかと思うんだけど、と言ったら「正月は雪があるからアカン！春に何日か、長めに帰ってこい」と言われたのでそうすることにします。
でも姉は仕事があるのでお正月に、甥と一緒に帰るみたいです。甥は今年就職して忙しくてお正月しか長期休みがない（盆休みがない。ブラック企業か？）らしいので。
そういえば甥は急に用事ができたとかで今回不参加だったのですが、その用事というのが、なんとか坂のなんとかいう女の子のコンサートに抽選で当選したから友達と一緒に埼玉まで行って来るということでした。まあ、若いうちはそういうのも大事よね。

さて、朝起きて朝ごはんを食べて（父も母ももりもり食べてた。うなぎの炊き込みご飯が美味しいとかでお代わりもしてた。そんな点を見ても元気そうで安心）、姉に迎えに来てもらって姉の家へ。
猫のおはぎが迎えてくれます。猫好きの私は抜かりなくちゃおちゅ〜るを用意して行ったので、早速与えたら大喜び。嬉しさのあまりガブガブ噛みついて来ます。この猫は嬉しいと噛むらしいのです。変なの・・・おかげで服に穴が空いてしまいました。そして腕にも穴が・・・でも可愛い。巨大だけど。

お昼に、我々と姪夫婦と赤ちゃんが近所のお蕎麦屋さんに集合してお昼ご飯。ここでもまた赤ちゃんが、冷や麦を茹でてもらったのですが、一口食べるごとにニンマリと笑ってそれはそれは美味しそうに。私は向かいで「すすれ！すするんだ！」とけしかけ続けました。
ご飯を食べ終わったら父母の新幹線の時間が迫っていたのでちょっと焦りましたがなんとか静岡駅に無事到着。慌ただしく去る父母を見送り、姉と別れ、私は在来線へ。
熱海で途中下車するのです。そして温泉に行くのです！

出かける前、マサが「どっか途中下車して温泉でも入って来たら」と言ったのです。
本当は、29日に公開されたばかりの映画「ハロウィン・キルズ」を静岡で観てこようかな〜と思ったのですが（一刻も早く観たいから・・・あと、うちから歩いていける映画館ではやってなくて、電車で一駅行ったとこでしか観られないので）、静岡の映画館の上映スケジュールを調べたら、お昼過ぎと夕方からしかやってない。夕方から観てたら帰りが遅くなるわ！てんで、温泉に行くことにしました。
箱根かな〜、湯河原かな〜？と調べていて、熱海に駅から歩いていける良さげな温泉を見つけました。ここに行くしかない。
身軽に歩いて行くために、お土産（父母がくれたのと、姉がくれたのと、私が買ったの）や着替えた服などは箱に詰めて家に宅急便で送りました。タオルも2枚用意して準備万端です。

熱海は観光客でたいそう賑わっていました。商店街を抜け、20分ほど歩いて「日航亭　大湯」へ。
詳しくは別に「温泉日記」に書きますが、源泉かけ流しで、も〜本当に素晴らしい温泉でした。
大変満足して、また駅まで帰る途中、神社で狛犬を激写したり、道端に湧いてる温泉に触ったりして、プチ旅行気分を満喫しました。

熱海からの帰りは電車の乗り継ぎがスムーズに行って、そんなに遅くならないうちに帰って来ることができました。
赤ちゃんに会えて、父と母が元気なことを確認できて、本当に良かったです。
春になったら実家に帰ろう。そして、帰りに静岡に寄ってまた姪の赤ちゃんに会おう。
今から楽しみです。