■麻生氏「温暖化でうまいコメ」発言 官房長官が別見解
(朝日新聞デジタル - 10月26日 15:27)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6717005
これでは農業関係者だけでなく、党内の農政に明るい議員からも批判を浴びるのは必至。
なんか、清和会系は、勉強不足で、自分の都合の良い思い込みによる発言を堂々と公言して批判を浴びる人が多いなぁ……
他所でも書いた解説コメントですが……
北海道の米の品質が良くなったのは、寒冷地に適した品種が育成されたことのほうが大きな要因ですね。
イネは短日性があるので,温暖地でも日長が短くならないと開花しづらい。その一方で,寒冷地では日長が短くなってから開花すると,熟す前に寒くなってしまう。
イネの成長や開花は気温にも依存するので,光周性よりも気温への反応が良い遺伝的特性を導入、選抜することで開花期を早め,ハウスで早いうちに苗を作ることや,小苗でも田植えの出来る田植え機の開発など,さまざまな研究と技術開発が,北海道米成功の背景にはあります。
一方,西日本,南日本では,登熟期に気温40℃に達するようになり,高温障害の問題が顕著になってきました。もはや九州ではコシヒカリが上手く育たなくなっている。温暖地向け品種として開発晴れたヒノヒカリですら危なくなってしまった。気温上昇の深刻な温暖地向けには,強い高温耐性や、高温時に発生しやすい病虫害に強い特性を持った品種の開発が進められました。その中のひとつ,「にこまる」は,最高気温40℃を記録した高知県西部で栽培されたものが「特A」評価を獲得し,食味試験でも新潟産コシヒカリを上回るものも出てきました。
米も温暖化対応品種の育成が進んでいるのです。
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