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2021年10月26日18:28

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盧泰愚、ミャンマー、トルコ。軍隊〜国家近代化の先頭ランナーにして、最後で最大の邪魔者。

日本人に韓国嫌いが増えた。
まあ、半分以上韓国が悪いんだが(笑)。

しかし、韓国という存在は、いろいろと政治的に興味深い存在である。
バイアスをかけて嫌ったり、反対に、無条件に土下座したり、どっちも非生産的だ。

ある地域が独立して国家を作る。
まず、最初に近代化するのは、軍隊である。

民族衣装を脱いで洋服を着る、時間を守る、規則を守る、神様じゃなく科学を尊重する、近代化に必要なことは、全て軍隊に必要だ。

日本も同じで、日本人は、陸海軍に徴兵されて、初めて洋服の着方を覚えた。分単位の時間の概念を知った。神仏に祈っても、迫撃砲は発射しない。

最初の近代化は軍隊に起こる。その国家で最も有能な青年たちも軍隊で消費される。
最初の内は、それが必要なんだが、ある程度過ぎると、徐々に軍隊の存在が、近代化の邪魔になってくる。

国家が排出する才能は有限だ。そのほとんどを軍隊に持って行かれると、産業が育たなくなる。松下幸之助だって、本田宗一郎だって、戦前だったら、軍隊で才能を使い果たしたかもしれない。経済高度成長は幻だ。

国家の頭脳が軍隊に集まるので、その国で一番商売が上手い連中も軍隊になってしまう。軍隊が企業化、財閥化、利権化する。

国家最大の暴力と最大の経済力が軍隊に集中する。
ほとんどの第三世界は、ここで挫折する。
典型例はミャンマーだ。エジプトや昔の南米もそうだった。

ここを突破するには、軍隊を上回る政治勢力の登場だ。
例えば、中国の共産党、イランの宗教指導者、トルコのようなポピュリスト政治家。
実は、タイの王制も、日本の天皇制も、軍隊に対するストッパーなのだ。

韓国は、王様も、共産党も、宗教指導者も無しで、軍政から民政化に成功した稀有な例だ。
ここら辺は韓国近代史を勉強してないので、理由はわからない。

もしも民政化してなかったら、韓国も経済発展していないだろう。
研究に値する事象である。

■盧泰愚・韓国元大統領が死去 軍事独裁政権に「民主化宣言」
(朝日新聞デジタル - 10月26日 15:02)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6716980
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