雪組東京新人公演「CITY HUNTER」

１０月１４日（木）１８：３０開演の新人公演をＢ席（友の会）で観た。
新型コロナウィルス感染症対策による新人公演の実施見合わせが約１年半続いた後、月組公演「桜嵐記」から再開されて、大劇場ではその月組新人公演を観る機会に恵まれたのだが、東京宝塚劇場でも再開後の新人公演を観る機会がようやくやってきた（自分が当選したチケットではなかったけどね）。

今回の出演は100期生以下休演者を除く56名。主演は「凱旋門」（2018年）に次いで今回が2回目となる縣千さん（101期）。「凱旋門」新人公演も東京で観ているので当時どんな感想だったのかなと見返してみたら、「特に発声は根本から叩き直した方がいい感じ」と書いているのが目に留まった…その辺りは随分良くなったと思う。もともとの声の筋は悪くないなと今回観て思った（でも、歌はまだまだ向上の余地があると思う）。本役の彩風咲奈さんだと手足が長くて頭身バランスが良すぎる分、少女漫画の主人公という感じがするのだが、縣さんだとそこまででない分、逆に少年漫画や青年漫画の主人公という雰囲気がよりでていた感もあった。カーテンコールでの挨拶も良かった。
相手役は音色唯さん（105期）。演技や歌はさすがに105期の首席入団だけあって上手いと思う。ただ、容姿（かわいいのだけれど）的に結構役柄等を選んでしまう部分が有るかも。今回の新人公演では主演の2人についてバックに映し出される映像や画像の仕込みがしっかりとされていて（前回東京で観た新人公演「I AM FROM AUSTRIA」では画像が簡略版だったという記憶）、その辺りもすごいなと思った。

今回、ライブ配信も実施されていたけれど、個人的には生観劇派だし、生で観られるならばその方が便利な環境なのでうれしかった。