9/16(木)日生劇場へ行ってきました。
韓国版を数年前に来日公演を何回か見た事があったけれど、
いつかと思ったら、2012年と2013年だった。
そんなに前だったとは…
韓国ミュージカル「フランケンシュタイン」をやったから
きっと「ジャック・ザ・リッパー」もやるとは思っていたけど,
日本版を上演するまでには、色々と時間がかかるものなんですね。
さて、今回もダブルキャストだったから、どの組み合わせで見るか
結構悩みました。とりわけ、加藤和樹さんがどっちの役の時にしようかと…
でも、やっぱりアンダーソンの回を見たいと思いました。
どんな風に演じるのかを見たかったから…
他のキャストも含めて、私が見たのは、この組み合わせ。
ダニエル:木村達成
アンダーソン:加藤和樹
ジャック:堂珍嘉邦
グロリア:May'n
ポリー:エリアンナ
モンロー:田代万里生
演出が白井晃さんだったから、舞台装置もどんな風になるのか気になってました。
白井さんの事だから、色々とこだわりそうな気がして…
舞台装置は、韓国版は、どちらかというと、
アンダーソンが登場する最初の机以外は、割と上手に配置されていた印象がありました。
グロリアがジャックに襲われ、燃えさかる炎の中にいるのも、
ダニエルが犯人を知っているという塀?坂?の上からのシーンも…
日本版は、グロリアが襲われる建物が左側にあり、
舞台の横幅三分の一くらいの所に、奥に向かっていく感じの道がある設定でしたね。
それが、一番の違いかなぁ〜
右側の舞台装置が、結構な高さがある感じがしました。
私が、1階後方席から見ていたせいもあるのかなぁ。
さて、木村さんは、「プレデューサーズ」の印象が強かったのですが、
今回のダニエル役は、当然ながら、全く違っていて、初めて愛したグロリアへの思いが強いあまり、なんというか心の暗黒面へ堕ちていく感じ。
亡くなったと思っていた彼女と再会し、なんとしても救いたいという思いが、
医師としての彼が、手段を選ばなくなってしまうのが、見ていて辛い。
考えてみると、「ジキルとハイド」的要素が強いんだよね。
韓国は、二面性をともなったり、一度で二度おいしいみたいな構成が好きだよね。
一方、加藤さんのアンダーソンは、やさぐれてるというよりは、
麻薬の禁断症状が結構凄くて、ビックリ。
そして、自暴自棄な感じが強かった。
ポリーとの2人のシーンが、韓国版だともっとあったような気がしたんだけど、
日本版は割とさくっと終わってしまって、昔2人が愛し合っていた雰囲気がバッサリ切った印象でした。
だから、ポリー役のエリアンナさんの印象も正直、少し薄め。
うーん、楽曲を減らしてるとは思えないけど…演出のせいか?
韓国版だと、体も声も、野獣みたいな雰囲気のジャックだったから、
堂珍さんだと、一体、どうなるんだろうと思っていました。
声にエフェクトをかけてあるのか、いないのか、わかりませんが、
メイクのせいもあって、堂珍さんの顔が、映画の「ジョーカー」のような不気味な感じでした。
ふわっと現れて、忍び寄ってくる感じでしょうか。
グロリア役のMay'nさんは、とても可憐で、声も可愛らしくて素敵でした。
ダニエルとの未来を夢見ていた分、火事の後が、あまりにも哀れで、気の毒だった。
でも、ダニエルを愛すればこそ、彼の為にピストル自殺をするのが、究極の選択で、更に泣ける。
モンロー役の田代さん。今まで見たモンローの中で、一番お金と名声への執着が凄い。
もう、なんかねっとりしたいやらしさもあって、嫌悪感がドーンと全面にでてくる。
アンダーソンが、愛したポリーを、ダニエルの狂った愛で死なせてしまった事を悔い、
ダニエル達を悲劇の恋人たちとして書こうとするモンローを研究室もろとも葬るのも、納得。
いつも、いい人を演じてるイメージが強い分、田代さんの悪人というか、卑劣な役は強烈な印象を残しました。
韓国版と日本版を比べると、何だろうなぁ〜
やっぱり、歌でガンガンおしてくる韓国版と、言葉がわかるだけに、ミュージカルだけど、普通にお芝居を見ている感じがする日本版でした。
同じように楽曲を全部歌っていたはずなんだけど、歌詞がハッキリわかるだけに、
歌詞に耳がいってしまうせいかもしれない。
公式HPは、こちら。
https://horipro-stage.jp/stage/jacktheripper2021/#stage
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