絵のない昨日の日記2021/10/11(月)　映画｢ペテン師とサギ師 だまされてリビエラ｣

｢ペテン師とサギ師 だまされてリビエラ｣
Dirty Rotten Scoundrels　
1988年　アメリカ映画

＞内容紹介（Amazonより）
南フランスの避暑地、
二人のクセ者の縄張り争いがいま火蓋を切った!

<キャスト&スタッフ>
スティーヴ・マーティン
マイケル・ケイン
監督:フランク・オズ
製作:バーナード・ウィリアムズ
脚本:デイル・ローナー/スタンリー・シャピロ/ポール・ヘニング
撮影:ミヒャエル・バルハウス

<ストーリー>
ここは高級リゾート地、コート・ダジュール。ある日、この地に一人のペテン師が流れてきた。“お涙頂戴の作り話で一稼ぎ”、小銭目当ての風来坊フレディーだ。だがここはローレンスの縄張り。こちらは白いスーツでライバルの共存はありえない。かくしてやくざ稼業のメンツをかけて、ペテン師とサギ師二人の熾烈なサバイバル・ゲームの幕は切って落とされた!

<ポイント>
●キャストは、サタデー・ナイト・ライブ出身で、『サボテン・ブラザーズ』『大災難P.T.A.』、2006年には『ピンクパンサー』の最新作にも主演、米映画界を代表するコメディアンといえばこの人をおいて他にいないスティーブ・マーティンと、英映画・演劇界が誇る実力派で、アメリカ映画にも多数出演、『ハンナとその姉妹』ではアカデミー助演男優賞を受賞したマイケル・ケインの、豪華ダブル主演!
●米・英映画界を代表する大物俳優2人が激突するゴージャスな大人のコメディ!
●芸達者たちが繰り広げる二転三転の騙し合いが大いに笑える傑作!
●監督は『リトルショップ・オブ・ホラーズ』『ステップフォワード・ワイフ』のフランク・オズ。本作はバツグンのコメディセンスを持つオズの本領を発揮した代表作。
<特典>
●オリジナル劇場予告編

＞内容（「キネマ旬報社」データベースより）
『寝室ものがたり』のリメイク。ベテラン中年サギ師と、彼に弟子入りした若手サギ師が、ある美人未亡人から相続金(ママ)を騙し取るべくペテン勝負を繰り広げる。

＞内容（「Oricon」データベースより）
南フランスのリゾート地リビエラを舞台に、ペテン師とサギ師が有閑マダム(ママ)から5万ドル巻き上げるペテン勝負で競い合う。スティーブ・マーチン、マイケル・ケイン、グレン・ヘッドリーほか出演による、小粋で洒落た大人のコメディ。


　こういった話は(ネタバレになるので)一切内容詳細を述べられないので、感想を書くのが困難なのだけど文中の(ママ)を入れた箇所はマチガイである、と言って置きます。
　ベテラン詐欺師ローレンス(マイケル・ケイン)は大金持ちの有閑夫人にしか仕事を仕掛けない、という主義だが、フレディー(スティーブ・マーティン)はお構い無し、という点が伏線になっている、とだけ言っておく。
　ともあれ、よく出来たコメディである。逆転に次ぐ逆転、どんでん返し、と観る者は見事に騙される。
　残念ながら原典を知らないので比較出来ないが『寝室ものがたり』まで観たくなる。フランク・オズ監督は洒落たコメディの名手だけに、観客は笑いの中でも注意力が要求される。
　マイケル・ケインがいかにも(英国)紳士、スティーブ・マーティンはＴシャツＧパンの楽観的米国人。という対比も楽しい。
　佳作です。ちなみに本作は吹き替え無し(正解である)。