中原 育子
10月7日 22:31 ·
【知って欲しいイーストフードのこと】
今のパン業界、個人店以外は、
ほとんどのお店で、
食品添加物が使われています。
個人店以外のチェーン店で、
生地をミキサーで回して、
分割を店内でしてるお店を、
見たことありますか?
ここだけの話←命懸けの暴露です!
チェーン店でキッチンが見えるパン屋さん、
何が見えます?
大きな釜がありますね。
でも、ミキサーは見えない。
見えないどころかミキサーはないんです。
店内で生地を作ってないからです。
では、生地はどうしてるの?
不思議ですよね、、
大手チェーン店で説明すると、
ヴィ・○・フランスのパン生地は、
全て冷凍生地です。
冷凍が工場から運ばれてきて、
ホイロで解凍して使うのです。
個人店の自然酵母のお店でも、
冷凍して使うことがありますが、
その生地は前日に作って丸めた物です。
しかし、大手チェーン店の冷凍生地は、
何年前かに、
作られたかもしれないような生地です。
それを解凍して焼いて〈焼き立てパン〉として、店頭に並べられています。
無添加パンと違い、
腐らない理由はそこにあるのです。
個人店は少量生産の為に、
保存料も、食品添加物もいらない、
大手チェーン店は大量生産な為に、
過剰な保存料と、食品添加物が、
生地に含まれているのです。
(但し、神戸屋だけは店内製造です)
さて、暴露話はこの辺にして、本題です。
保存料の話を出しましたが、
実はあるカラクリを使うと、
保存料が入ってない事にも出来るのです。
それが、イーストフードです。
コンビニパンの表示にイーストフード
という言葉を見ない事がない。
ってぐらい入っていますが、
勘違いしている方がいると思いますが
これはイースト菌ではありません。
食品添加物なのです。
(写真を見て下さい↓)
ちゃんと主原料に〈パン酵母〉
と、記載されてるのに更に食品添加物欄に、
イーストフードが入っているのです。
じゃあイーストフードって何?
のお話を今日はします。
イーストフードとは、
生地改良剤と呼ばれることもあります。
パンは小麦粉を発酵させて作りますが、
その際、イーストフードを入れると
イースト菌(パン酵母)が活発になり、
短時間で大量のパンを作ることができるのです。
◆イーストフードの種類
イーストフードとは、
特定の何かを指すわけではなく、
(パン酵母)を活発にさせる、
働きをもった物質の総称です。
現在のところ、
以下の16種類の物質が、
食品添加物として、
イーストフードに指定されています。
塩化アンモニウム(合成添加物)
塩化マグネシウム(合成添加物)
炭酸アンモニウム(合成添加物)
炭酸カリウム(合成添加物)
炭酸カルシウム(合成添加物)
硫酸アンモニウム(合成添加物)
硫酸カルシウム(合成添加物)
硫酸マグネシウム(合成添加物)
リン酸三カルシウム(合成添加物)
リン酸水素二アンモニウム(合成添加物)
リン酸二水素アンモニウム(合成添加物)
リン酸一水素カルシウム(合成添加物)
リン酸二水素カルシウム(合成添加物)
グルコン酸カリウム(合成添加物)
グルコン酸ナトリウム(合成添加物)
焼成カルシウム(天然添加物)
焼成カルシウムを除くすべてが、
化学合成によって作られる
合成添加物です。
出ましたよ、リン酸塩
どのイーストフードを使用するかは、
メーカーによって異なりますが、
大抵の場合、16種類のうち4〜5種類の
物質が使われているようです。
ここからがカラクリの出番です
イーストフードは
一括表示が認められており、
原材料名にどの物質を使ったのかを、
記載する義務はありません。
「イーストフード」と、
書けばそれでいいのです。
これアレと同じですょ。
気付きましたか?→〈調味料アミノ酸等〉
因みに、一種類しか使っていない場合は、
イーストフードと記載できません。
その為、イーストフードと書かれていれば、
その時点で二種類以上の物質が、
入っているということになります。
◆一括表示の問題点
一括表示が認められていると、
そのほかの目的で使った成分があっても
記載されないという問題があります。
保存料として、
使われた物質があったとしても、
その物質がイーストフードに、
指定されていたとしたら、
その他のものと一まとめにして、
イーストフードとのみ、
記載されてしまうのです。
そうすると、原材料名に、
保存料の文字はなくなります。
イーストフードについて、
山崎製パンが公式ホームページで、
代替物質がどうたらなんたら、
言い訳みたいな事をならべていますが、
(写真を見て下さい)
そもそも、私が社長に言いたいことは、
イーストフードを入れないでも、
パンは作れます
個人店のいくつかのパンを、
写真で載せました。
私もずーっとそうしてきましたが、
〈小麦粉、酵母、塩〉この3つがあれば、
どんなパンも作れます!
これにバター入れれば、
ソフト生地になるし、
これに全粒粉を入れたら、
全粒コッペになるし、
身近にあるたった1つを加えるだけで、
何種類ものパンが出来ます!
大量生産に拘るから!
入れざる負えなくなる。
例え、代替物質でも。
私は自然酵母で作って、
1日500個でした。(外販分も含め)
それが4チーム工場内に居たら、
2000個出来る!
それを5回転すれば、
十分な量ではないですか?
食品ロス大国日本で、未だに、
大量生産に拘る理由を知りたいです!
◆番外編
イーストフードの種類で特に危険なもの
この2つは要注意だけど、
売られてるパンのイーストフードに、
何が含まれてるかは工場の人間しか、
知り得ないことだから、何とも言えませんが、
1 塩化アンモニウム
この物質は通常は、
化学肥料に使われているもの。
大量に摂取すると嘔吐や昏睡を起こす、
危険性があるとされており、
犬の場合、6〜8gの摂取で、
死に至ることが確認されています。
どうして確認されたかわかるの?
→食品添加物は人間に許可される前に、
動物実験のみで安全か、そうでないかを判断します。死に至ると確認されたのに許可されたやつ。
2 リン酸塩類
イーストフードにいくつか指定されている
リン酸化合物ですが、
これらは骨粗しょう症や心筋梗塞に、
繋がるおそれがあるといわれています。
(ドリンクバーでも出ましたね。作用が違えど、害は同じです)
大手チェーン店で、まだ許せる!のは
神戸屋だけです。
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