YouTubeで映画二十世紀少年を見た。
映画館で見て館内で感動のあまり号泣しながら帰宅した、思い出の映画だ。
コミックスは全巻揃えたのだが、実は原作よりも先に映画版を見たという、それまでの俺にはない関わり方をした最初の作品なのである。
映画版の評価は賛否両論だった。
俺の個人的な評価は、どちらも非常に素晴らしい名作だと思っている。
細かい部分やラストシーンは両作品の間に違いがあるので、原作が好きな方にとっては違和感があったかもしれないが、どちらの作品もそのラストシーンの切なさ、悲しさ、優しさには涙をこらえることができなかった。
原作では二十一世紀少年にあたる映画版のラストシーン。
大人のケンヂが友達ランドのバーチャルアトラクション内に入る。
「やらなければならないこと」
をやるために。
カツマタクンとジジババへ謝らせるために、こどもケンヂを焚き付ける。こどもケンヂは意を決して走りだし、涙を流しながら頭を下げた。
「ごめんなさい。」
謝る姿には本当に感動した。
自分の子供にもこういうことを教えることができる父親になれるといいなと心から思った。
こどもケンヂが謝る姿を見て大人ケンヂはどう思ったのだろうか。
やっと謝ることができた安心感?
なぜあの時謝ることができなかったのか、後悔?
きっと両者なのだろうと思うと、心が痛かった。
そしてオオラスの中学校のシーン。
この最後で物語の全てが救われた。
全てが。
このラストシーンも映画版と違うので賛否両論あったわけだが、原作も映画も秀逸。最高の作品にしあがっていると思う。
何回見ても涙が枯れることがない、大好きな作品である。
、、、
さて、次は「逆襲のシャア」を見ようかな。
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