台風16号は、依然として大型で強い勢力を保ったまま太平洋岸を北上しています。
本土には上陸していませんが、伊豆七島は直撃しているようです。
被害が出なければ良いがと思っています。
宇都宮では、朝から雨が降っていました。
昼近くなって雨脚が強くなり、風も吹いて来ました。
あるいは、強風圏に入っているのかも知れません。
そのような次第なので、今日は一日家に籠っていました。
食料品などは備えてありますので、大丈夫です。
もっとも今日は天気が良くても家にいるつもりでした。
それは午後1時からNHKBSプレミアムで映画「駅馬車」の放送があったからです。
駅馬車は、監督がジョン・フォードで、ジョン・ウェインが主演した映画です。
西部劇映画を語る上で欠かせない名作であり、
映画史を代表する傑作として高く評価されています。
この映画、僕は観た事があるのかどうか自信がありませんでした。
多分、テレビで放送した時に観たような気がするのですが、
覚えているのはアパッチに駅馬車が襲われるシーン位でした。
そのような事から、今もって評価の高いこの映画は是非観たいと思った次第です。
多くのエキストラを使っていて、
南北戦争後のアメリカの西部の町はこんなだったかと思わせるものがありました。
この映画以降、ジョン・フォードの映画ではよく使われた、モニュメントバレーで、
駅馬車が遠くで砂煙を立てながら走っていくシーンが何回も出て来て、
それを観るだけでも満足と言う感じがしました。
馬車が走るシーンでは、駅馬車のテーマが流れます。
順調に走っている時は軽快なテンポで演奏し、
坂などでスピードが落ちる時には音楽も遅くなります。
急いで走っている時には、やはりそのようなスピードになります。
女性が出るシーンは、フォスターの「金髪のジェニー」が流れます。
音楽の使い方も上手いなぁと思いながら観ていました。
アパッチの襲撃のシーンは、80年前の撮影と思えないほど迫力がありました。
馬に乗って追い掛けるアパッチのスピード感も素晴らしかったですし、
駅馬車の走るシーンも迫力がありました。
騎兵隊が救援に来るところも、馬が全力で走っているのが分かり良かったです。
多分、カメラを車に乗せて撮っているのだと思いましたが、
地面に穴を掘ったのかと思うような、下から撮ったシーンもありました。
アパッチが撃たれて落馬するシーンが何回もありました。
スタントマンの技術なのでしょうが、これも迫力がありました。
ストーリーも、駅馬車に乗り合わせた8人のそれぞれの人生が出ている感じでしたし、
途中で騎兵隊の将校の夫人が産気づいて出産する場面があり、
それをアル中の医者がアルコールを抜いて手当をし、
他の男たちは、扉の外で手持無沙汰で待っていますが、
昔はこうだったよなぁと思いながら観ていました。
乗客の中には、町から追い出された娼婦がいましたが、
優しく振舞う姿を見て、
脱獄して乗り合わせたリンゴーキッドが惚れ込んでしまいます。
撮影当時ジョン・ウェインは30歳を超えたばかりだったと思いますが、
色々な映画で女性とのシーンがありましたが、
この映画が一番年齢に相応しいかと思いました。
最後の決闘シーン、撃ち合う場面がありませんでした。
しかもリンゴーは拳銃ではなくてライフルでした。
撃ち合う場面がなかった理由がよく分かりませんが、
それはそれで良いのかも知れないと思いました。
とにかく、思っていた以上に良い映画でした。
今日は、夜別の用事もありますので、
早めに日記などをアップする事にしました。
【今日の一句】
つまみ食い 軽く済まずに 大やけど
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