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2021年09月29日20:36

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「衰え」と「引退のタイミング」は、自身がいちばん分かるものだろうね。

橋幸夫が2年後80歳誕生日で引退の意向示す、声やパフォーマンス衰え苦慮
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=8&from=diary&id=6684396
橋幸夫(78歳)が、80歳の誕生日となる再来年(令和5年、2023年)の5月3日をもって引退する意向ですか。記事によると、早ければ来週にも都内で記者会見を行い、自ら引退を発表して真意を語る予定とのことですが、80代に近づくに連れ「ここ数年、年齢による声やパフォーマンスの衰えを自覚、苦慮」するのは歌手としてある程度は致し方無いことでしょうし、いつでもその全盛期と同じようなパフォーマンスができると言うわけにはいかないのは、昭和歌謡全盛の時期に多くのヒット曲を出し、現在もなお第一線で活動する歌手に共通する事柄だと思いますね。
橋幸夫が「潮来笠」でデビューしたのは昭和35年で、当時17歳。昨年がデビュー60周年で、以降、昭和37年(19歳)に吉永小百合(当時17歳)とデュエットした「いつでも夢を」で、また、昭和41年にも「霧氷」で日本レコード大賞を受賞し、「恋をするなら」、「恋のメキシカン・ロック」、「子連れ狼」など和洋様々なテイストのヒット曲を多数出して一時代を築いた歌手であり、NHK紅白歌合戦の出場は通算19回とか。橋幸夫とともに10代後半から20代前半の時期に「御三家」として活躍した舟木一夫、西郷輝彦は現在も活躍中(西郷輝彦は俳優が中心にシフト)で、自身の育ての親であり「潮来笠」などの作曲者の吉田正(1921〜1998、没後国民栄誉賞を追贈)の生誕100年となった今年はその特集番組などに出演して若々しく精力的に活動していたとのことで、記事は「音楽関係者からは驚きの声も上がっている」と纏めています。
しかし、「年齢による声やパフォーマンスの衰え」と言うのは昭和歌謡の時期の歌手なら多かれ少なかれあるもので、こうした歌手が出演する歌番組を見ていると(誰とは言わないにしても)衰えを隠せない印象は否めないのを少なからず感じます。一度ヒット曲が出ると“一生の財産”のような存在となることも少なくなく、10代とか20代とかの時期のヒットをその時期と同様のパフォーマンスで歌うことが求められることも多々あるのが、今日も活動を続ける昭和歌謡の時期の歌手の「あるある」かもしれません。半世紀以上の歴史のある「サザエさん」のように長く続いているアニメ番組ではキャラクターの声優の勇退による交代がしばしば話題になりますが、それと似た事情があるのでしょうね。
とは言っても、その年齢に見合った、その年齢だからこそのパフォーマンスでその魅力を出し続け、21世紀に入り若い世代の歌手とのデュエット作品を何度か出し、95歳となった今年も新作を発表したTony Bennett(1926〜、つまり「大正15年生まれ」)のような人もいるわけで、デュエットも代表曲にある橋幸夫にもそのような活躍を期待する向きがあるのかもしれません。
何れにせよ、「引退するタイミングは自身のみぞ知るところ」なのでしょう。それが、橋幸夫にとっては「80歳」である。それに尽きるのかもしれません。
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