ネタバレがあるかもしれんので要注意。
まったく見たこともなかった「鬼滅の刃」。炭次郎の「読み方」すら知らなかったわけですが・・・登場人物も竹筒くわえた女の子とか猪の頭?の少年は「見たことある」程度。
見て驚いた。
「人間と鬼との闘い」で、「人間を食らう鬼」という設定であることも理解したッ!
登場人物の印象の濃さもさることながら・・・とてもスゴい作品じゃないかこれ。
映像の作り(技術的なこと)もすごいんだが、シナリオや物語性もしっかり濃ゆい。ヘタなアクション映画よりずっと内容が濃い。
こりゃ子供たちにウケるわけだ。情け容赦ない「物語」「ファンタジー」だから、だと思う。
今のアニメーション作品・ライトノベルで主流の「ストレスフリーなファンタジー」のアンチテーゼそのもの。
「主人公がなんでもできる」作品は本当におもしろいのか?と問われた気がする。子供たちに子供だましは通用しないが、大人(と自称する人たち)には通用している・・・
現代のテレビドラマのように「登場人物が延々言い合いをしている」作品を私は見たいと思わない。ストレスが大きすぎるからだ。
「鬼滅の刃」は実にストレスフルな作品だ。主人公たちにできることは限られているし、この映画では主要な人物の壮絶な死が描かれている。敵は逃げてしまって追いかけることすらできない。それなのに、見終わったあとにストレスは残っていない。まさに「なんだこれ」。
10月からアニメ開始(再開?)のようなのでしっかり見よう、そうしよう。
ログインしてコメントを確認・投稿する