プリンセスプリンシパル Clown Handler第2章・オールド観てきたよ

■プリンセス・プリンシパル Crown Handler 第2章
サブタイから王位継承権を巡ったシリーズになるのは明らかだったんですが、第2章からバチバチ始まってしまいました。しかしまさか、助走のタイミングでもう脱落者が出てしまうとは……。アンジェとドロシーがスパイ活動、ちせが武闘アクション、プリンセスが王族として見せ場を作る一方で、ベアトリスは第1章からずっと空気なのが気になりますねえ。ここ一番で変声機を使って活躍して欲しいところ（それしかないので、安くならないよう引っ張っているものと思われます）。とはいえ展開が早く、とても面白かった。ノルマンディー公がこのあとどう反撃するのか見物ですが、画面に映る部下ってガゼルしかいないので、いまいち強さが表現しきれてない感じなんですよね。TVシリーズでは指輪拳銃撃ってたけど。あと、まだ出てこないゼルダさんにも期待です。共和国の軍部筋からの横やりで、3章か4章あたりで出てきそうですが、どうなるか。はよ続きを！

■オールド
ネタバレありますよ〜。M・ナイト・シャマラン最新作で、原題はまんまOLD。シャマランは冒頭でようこそスピーチをして、劇中でも運転手としてちょい役で登場しますが、特に意味は無いようです。ストーリーは予告編で語られた通り、とあるビーチで過ごす（複数の）家族が、急速な成長・老化に見舞われるという話。話の中心は、急速に進行する肉体の変化に対しそれぞれの人物がどのようにリアクションするのかという話。様々なイベントが矢継ぎ早に起こって、飽きさせません。なるほどと思いましたし、面白かったです。一方で肉体の変化の理由を、時間加速ではなく細胞の代謝の促進であると説明してしまったのがSFとして難でした。肉体の損傷の回復と同じレベルでウイルスや細菌による汚染も進行しなくてはならないので、傷ついても代償無しであっさり直るとか（消毒してない手を患部に突っ込んだら感染症が起こるよね！）、死体が急速に白骨化するのに水や食料や生物由来の繊維類が腐敗しない理由とか、肉体成長のネネルギー収支どうなってんのとか、矛盾だらけなんですよね。上手に説明できないなら、最初から原因不明としておけば良いのにと思いました。砂＋岩を舞台として、邪魔な植物を排除したのは良いものの、貝とか昆虫が一切出てこないのもご都合主義すぎますね（サンゴはいるのに！）。というわけで、アイディアは評価できるものの、SF的な雑さが気に障って評価がイマイチ……というのが個人的な感想でした。