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2021年09月24日15:40

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ラクサンポ215

私の名前は川口民雄。子どものころから、周囲から浮いていた。学校の成績は低空飛行で、お情けで卒業させてもらった。小学校低学年のころからごく普通に生きられないと堪忍した。なんでみんなと同じことができないのだろうか。学校時代の運動会、学芸会、展示会、修学旅行で、周囲のクラスメートと同じ行動をとるのに、非常に神経を使った。仕事をいくつか渡り歩き、発達障害を支援するNPOで働いている。大人になって、検査を受け、検査の結果で、読み書きはかなり厳しいことがわかった。発達障害当事者は別に努力して、普通に見せようとしても、無理である。例え給与は低くとも、暮らしていければ、文句はない。この仕事は自分に向いているようだ。発達障害トラブルシューティングが仕事になった。
業務ミーティング、NPOスタッフと。zoom上。

川口
「書類作成のサポートが増えました。今月だけで、3人、引き受けました。みんな、書類を書くのに、苦労してますから」

スタッフ男
「ディスレクシアの人々が、苦労していたのはわかるけど、障害がなくても、たいへんです」

川口
「発達障害、ディスレクシアの人々には鬼門です」

スタッフ女1
「利益が出るほどの相談者が居ますかね。NPOといえども、収益を上げなければならないから」

スタッフ男
「せっかく、川さんがやる気になったところで、水を差すのは申し訳ないけど。今、当団体の財政が厳しいのでね」

スタッフ女2
「ああ、とうとう本音を言いましたね。いくらいいことをしていても、給与をもらえないと、生活がなりたたないのではねえ」

川口
「いいですよ。給料よりも、目の前の相談にかけます」

スタッフ男
「本当に困ったら、相談より自分のことを優先してくださいよ」

川口
「カスミでも、食いますか」

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