ジェイミー

8/17　東京建物 Brillia HALL　へ行ってきました。

ひとつ前にも書きましたが、こちらが元々予定にいれていたミュージカルでした。



劇場がちょっと変わったつくりなので、フォトスペースは、建物の２階にあります。



本日のキャスト


まだ外が明るかったから、ジェイミーのライトが映えない。
そして、柱の陰になるせいか、赤い靴のキラキラ感がわかりづらい
逆においたほうが良かったんじゃないかと個人的には思う



主役のジェイミー以外にも、いくつかダブルキャストでしたが、
以前見た「デスノート」のＬで歌声が印象的だったので、高橋さんの回を選びました。

ストーリーは、ある意味シンプルなのかもしれません。
公式HPは、こちら…https://horipro-stage.jp/stage/jamiemusicaljp2021/

今回とても印象的だったのは、安蘭さん演じる母親とヒューゴ演じる石川さん、
そしてプリティを演じた田村さん。

ジェイミーを傷つけたくないために、結果的に嘘をついてしまい、
それを知らないジェイミーが、父親からもう一度拒絶されてしまい、その怒りを母親にぶつけた後、その思いを歌う安蘭さんは、熱唱だったし、母親の思いに溢れていました。
聞きながら、泣けてきた

一方、ヒューゴとロコシャネルの二役を演じた石川さんは、他の舞台でも拝見してるので、その歌唱力が凄いのは知ってましたが、今回とりわけ、劇場中に轟く感じでした。
ドラァグクィーンとしての悲哀を織り交ぜながら、若き青年の背中をおしてあげる様子は、親心にも似て、見ていて、微笑ましかった。

そして、ジェイミーの親友を演じてるプリティは、人間として、とても尊敬できる。
自分の信念を持っていて、一人の人間としてのジェイミーをちゃんと見ていて、
その欠点もきちんと指摘してあげて、的確なアドバイスをしてあげる。
田村さんの歌声も素敵でした

ジェイミーを演じた高橋さんは、冒頭から結構歌いまくりで、伸びのある歌声はやっぱり気持ち良かった。
Ｌの時は、それほど感じなかったけれど、体も足も、とにかく細い。
ドレスを着ても、まったく違和感なく、着こなしていた。
夢に向かって邁進してるけれど、肝心の所で一歩踏み出せない様子も、
昔父親に言われた事に傷つき、思い悩む所も、若者特有の繊細さをうまく演じていたと思う。
安蘭さんに向かって、怒りをぶつけてるシーンは、本当の親子みたいに見えたなぁ。

母親マーガレットの親友のレイを演じる保坂さんは、ポイント、ポイントで登場するけれど、やはり存在感が違う。もっと歌って踊ってほしかったなぁ
とても、心強い存在だし、ジェイミーを甘やかしてない点も好感が持てる人。

ジェイミーの父親である今井さんは、ちょっと普通とは違う息子を受けいられない父親と、ドラァグクィーンの二役だけど、ギャップが激しくて、同じ人とは思えない。
メイクと衣装の威力って、本当に凄い。

学校の先生を演じた樋口さんは、「デスノート」の先生同様、最初にドーンと歌声を響かせるし、生徒たちを相手に対峙するから、声のインパクトが大。
ある意味、一番現実世界を体現している役かも…

舞台全体を通して、ジェイミーが、母親を筆頭に、とても人に恵まれているなぁ〜という点。それこそが一番の幸運だと思える。

悪役というポジションで、ディーンを佐藤君が演じてました。
これまた、当然いるだろう人物だけど、ある意味、学校でしか優位でいられない人。
卒業したら、ジェイミーとはまた違う現実が待っているわけで…
周りの反応で、自分の考え方が間違っている事を認めようとするのは、好感が持てる。
しかし、席が遠いせいか、一瞬佐藤さんとは気づかなかった
もっと出番が多いのかなぁ〜と思ったけど、そうでもなかった

色々な逆境を乗り越えて、前を向いて進んでいく若者と、応援する人達をみて、
勇気と元気が出るミュージカルです。

この日は、アフタートークがありました。
終わって、すぐに始まったのですが、参加したのは、この方々。
安蘭けい・保坂知寿・樋口麻美・実咲凜音

ちゃんと内容を覚えてないなぁ。

先生役の２人が稽古場でやっていたヘアスタイルがそのまま採用されたとか…
樋口さんが、劇団四季ではアドリブが絶対禁止だったから、デート相手と電話している時のナマリは、色々試行錯誤して大変だったとか（司会をやった演出助手？河合さんに無茶ぶりされとか？？）
生徒役が舞台上でやってる遊びをやってみようとしたけど、どこか動きが違っていて、
できそうにないとか…
安蘭さんが、小道具であるペンダントを取るのを忘れないように、いつも保坂さんが声かけしてるとか…（保坂さんが言わなかった時、つけたままだったことがあったらしい）

うーん、このくらいしか思いだせない。

そうそう、本編終わった後かな？写真を撮っていいとの事で、舞台を撮りました。