mixiユーザー(id:1417947)

2021年08月23日18:43

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横浜市長選挙・・・

 既にご承知かと思いますが、昨日行われた横浜市長選は、
 立憲民主党が推薦した元横浜市立大学教授の山中竹春氏が
 菅総理大臣が支援した元国家公安委員長の小此木八郎氏に
 約18万票の大差をつけて初めての当選を果たしました。

 過去最多の8人が立候補した横浜市長選挙は、混戦になるのかと思われ、
 いずれの候補者も有効得票総数の25%に達しないで、
 再選挙の可能性も噂されていました。
 ちなみに、再選挙は決戦投票と異なり改めて選挙を行うもので、
 同じ候補者でも新たな候補者でも立候補できます。
 これまでも、地方の首長選挙で何回かありました。
 それだけに、投票締め切りの午後8時にマスコミが当確が出す、
 いわゆる「ゼロ打ち」となった事に驚きました。

 選挙結果の報道などを読んでみると、
 今回の市長選、当初はカジノを含むIR=統合型リゾート施設の
 横浜市への誘致計画の是非を巡る選挙かと思われていましたが、
 新型コロナウイルスの感染急拡大を反映して、
 特に市立大学教授として、新型コロナ対策に当たって来た山中氏が、
 横浜市民の信頼を得たのだと思います。

 これに対し、国家公安委員長の閣僚を辞任して立候補した小此木氏は、
 IR反対を打ち出しましたが、
 これまでIRを推進してきた菅総理が応援に入った事で、
 当選したら、手のひらを返すのではないかとの疑念を拭えなかったのかも知れません。
 そして、何よりも菅総理が応援に入った事が、
 コロナを巡る政府の対策への批判を受ける事になったような感じがします。
 菅総理が支援を表明した事から、
 官邸では、総理側近の和泉洋人補佐官が、
 大手ゼネコンのトップに直接電話を掛け、恫喝めいた物言いをしたとか、
 坂井官房副長官が、小此木氏のビラ配りをしていたとも報じられていて、
 官邸を上げて小此木氏支援を行ったようです。
 しかし、菅総理の支援が完全に逆効果になったようで、
 菅総理の不人気が影響したとの指摘があります。
 こうした事から、自民党内では
 菅総理では総選挙を戦えないとの声も強くなっているようです。

 とにかく、菅総理は客観的に情勢を見られない人のようです。
 昨年からのコロナ対策は、根拠のない楽観論に立って進められて来ました。
 それが現在の感染爆発と言うべき状況を招いてしまいました。
 小此木氏の支援に自分が動けば強力な力になると思ったのでしょうが、
 それが小此木氏の惨敗になったように感じています。
 ハッキリ言って、これでは国政を任せられません。

 山中氏は、立憲民主党の推薦を受け、共産党や社民党の支援を受けました。
 立憲民主党の支持母体である連合の神津会長は、
 共産党との連立に、否定的な見解を示してきましたが、
 この10月には退任する意向のようです。
 連合が共産党との連携を嫌っていては、自民党を利するだけだと思います。
 今回の横浜市長選挙の結果を踏まえて、
 次の総選挙では、
 やはり共産党を含めた反自民で野党共闘を組むのが良いと思いますが、
 どのようになるでしょうか?

 いずれにしても、今回の横浜市長選挙は
 与党にも野党にも大きな影響を及ぼしそうです。


【今日の一句】
 誰だっけ ニッコリ笑った マスク美人


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