mixiユーザー(id:12328981)

2021年08月16日17:35

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素人とプロの違い…

素人の方がやりがちな事。
足が切れてるのに、頭の上がスカスカ。
それはね、無意識の内に顔を中央にもって来ようとしてしまうからです。
が、プロは、
無意識のうちに、全体の構図を判断します。
そして、意識的に構図を作ります。
そこに、カメラマンの個性が現れます。
その個性に合うかどうかは、見る者の感性によります。

また、素人の方は、極端な構図を見て、“プロっぽい”と思ったりします。
が、写真ならまだしも、特に記録ビデオに関しては逆です。
上手いカメラマンほど、カメラマンの存在を意識させないものです。
それは、違和感なく、ごく自然に、見たいものが写っているからです。
プロにはそれが分かるけど、素人の方には、ごく自然に見えてしまう為、その“上手さ”を感じられなかったりします。
で、サンプルを見た時に、“意識させられる”派手な方を選んでしまう。
でもそれ、エンドロールならいいんですけど、記録で2時間もそんなの見せられたら、疲れるし、飽きますよ。
なので、特にブライダルの記録ビデオのカメラマンは、違和感なく自然に見られる撮り方をしているカメラマンを選んだ方がいいです。

では何故、違和感なく、自然に見られるのか、それは、見たいものが、的確に捉えられているからです。
でもその為には、配膳の動線、スポットライト、逆光、色、などなどの様々な障害の中で、より良いポジション、より良い構図、色、明るさを、その場で判断し、構えて撮れなければなりません。
それが出来るのは、それなりのキャリアを、向上心を持って試行錯誤してきたベテランだけです。
ただし、いくらキャリアがあっても、ただ長くやってるだけのカメラマンもダメですが。

いやあ、別にそこまで必要ない。
兎に角撮れてればいい。
って方もいらっしゃると思います。
が、そうですねえ、撮れてりゃいいですけど、まず、それが出来なかったりします。
だって、ビデオって、始まる前に、構えて回してなかったら、頭欠けちゃいますからね。
司会者さんが喋り出してから撮り始めたんじゃ、途中からになっちゃいます。
はい、その時点で、もう、“撮れてない”です。
しかも、慌てて撮り始めたから、ブレブレだわ、ボケボケだわ、角度が悪いわ、被ってるわ、なんて…。

それ、プロではあり得ません。
だから、プロに頼むと、高くて当たり前なんですよ。
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